世界一周が、最初のアルバムの終点に。
Adam Wadeのデビュー・アルバムは「Around the World」で終わる。世界を一周する歌が、一人の歌手を初めて紹介するレコードの最後に置かれた。その曲順から入ると、題名のスケールと、近くで歌を聴く親密さが同じ盤の中に見つかる。
- 発売年
- 1960年
- 国・活動圏
- アメリカ
- 参照盤の発売国
- アメリカ
- ジャンルの手がかり
- ポピュラー・ヴォーカル / 映画歌曲
- 参照したレコード
- And Then Came Adam — Coed / LPCS-902
- 制作・録音年
- 未確認
1960年はCoedの初出アルバム。後年の編集盤発売日とは区別。
Coedの最初の棚へ
参照盤は1960年の「And Then Came Adam」、CoedのLPCS-902。レーベル別の盤目録では「Tenderly」「Witchcraft」「Fascination」などを経て、本曲が最後に置かれる。後年の再発レーベルJasmineも初期三作品をまとめて紹介しており、ヒット・シングルだけでなくアルバムを通してWadeの仕事を見渡せる。 [1] [2]
映画の歌を、歌手の自己紹介に
再発元Trapezeは、Wadeを初期Coedの中心的な歌手の一人として紹介する。比較にJohnny Mathisの名前が挙がることもあるが、それは聴き始めるための目印であって、声を同じものにする説明ではない。レパートリーを見ると、映画、古いスタンダード、同時代の歌を一つにすること自体が、歌手の個性を伝える方法だったとわかる。 [2] [3]
一周するまで、足取りを追う
旅行の映像を思い浮かべる前に、フレーズが曲の最初の場所へ戻る感覚を楽しみたい。大きく広がる題名を、歌はどれくらい身近な口調で扱うだろう。同じ棚のBobby Cole「I Love Paris」へ進めば、世界一周から一つの街へと縮尺を変えられる。地名を含む歌を地図に貼るより、その場所が歌の中で誰への呼びかけになるかを聴いてみよう。
聴き方の提案は、この曲を楽しむための鑑賞ガイドです。
関連曲を、棚の中から。
出典と資料メモ
年は確認できた最も早い発売年を採用。活動国と盤の発売国、再発年は分けて記録しています。
- Both Sides Now — Coed Album Discography ↗
1960年LPCS902、デビュー盤と全曲順。
- Jasmine Records — Adam Wade The Album Collection ↗
再発元による初期アルバムと本曲の収録。
- Trapeze Music — Adam Wade Collection1959–62 ↗
Coedでの役割、歌手像、初期録音。
資料確認日 2026-10-26 · 解説は確認資料の範囲で更新します。