パリを歌うレコードを、ベネズエラの盤から。
「I Love Paris」の題名をたどって行き着くのは、フランス盤とは限らない。Bobby Cole Trioの「A Venezuela」にも、このCole Porter作品が収められている。一つの歌が旅する距離は、題名よりずっと長い。
- 発売年
- 未確定
- 国・活動圏
- 活動国の詳細は未確認
- 参照盤の発売国
- ベネズエラ
- ジャンルの手がかり
- ヴォーカル・ジャズ / スタンダード
- 参照したレコード
- A Venezuela — Bobby Cole Trio / Vene Vox / BL-33
- 制作・録音年
- 未確認
参照盤の初出年・録音地は未確定。再発年や同名義の他作品の年とは分けている。
街の名前を、舞台の歌に
「I Love Paris」はCole Porterが作詞・作曲したミュージカル「Can-Can」のレパートリー。作品の舞台は19世紀末のパリで、ダンスホールとカンカンをめぐる物語の中にこの曲がある。街そのものの民謡ではなく、舞台から生まれた歌が、さまざまな歌手のスタンダードになった。 [1]
小さな盤目録から広がる地図
参照できるのは、Vene VoxのBL-33「A Venezuela」。Bobby Cole Trio名義のアルバムの曲目に「I Love Paris」と作者Cole Porterの名前がある。盤の発売国と、歌手の出身や録音地は別の情報だ。初出年は確定できず、同名義の別作品の年をそのまま当てはめずに残している。 [2]
同じ作曲家で、別のレコードへ
歌の切れ目で、伴奏がどう返すかを待ってみたい。声の線を追う一回と、その合間を聴く一回では、短い歌にも違う景色が見つかる。この棚の「Night and Day」「True Love」もCole Porter作品。パリという地名から探し始めた耳が、一人の作曲家を通じて別の街や映画へ進んでいく。
聴き方の提案は、この曲を楽しむための鑑賞ガイドです。
関連曲を、棚の中から。
ほかの収録先
出典と資料メモ
年は確認できた最も早い発売年を採用。活動国と盤の発売国、再発年は分けて記録しています。
- Concord Theatricals — Can-Can ↗
Cole Porterの作詞作曲、舞台の設定、I Love Parisの収録。
- Bobby Cole Trio — A Venezuela ↗
Vene Vox BL-33、歌唱名義、同曲の収録と作者表記。
資料確認日 2026-10-26 · 解説は確認資料の範囲で更新します。