深夜の合図を、ハモンドの鍵盤で。
「Bitter Sweet Samba」を聞けばラジオを思い出す人も、Dieter Reithのレコードでは一度耳を白紙に戻したい。1967年の「Mexican Hammond」に収められた版は、トランペットの有名な旋律を別の楽器の身体へ移す演奏だ。
- 発売年
- 1967年
- 国・活動圏
- ドイツ
- 参照盤の発売国
- ドイツ
- ジャンルの手がかり
- ハモンド・オルガン / ラテン・ジャズ
- 参照したレコード
- Dieter Reith’s Move Volume 1 — Mexican Hammond / Mondial
- 制作・録音年
- 未確認
1967年は参照盤の発売年。録音日は未確認。
メキシコの看板、ドイツの鍵盤
参照盤はドイツで出た1967年の「Dieter Reith’s Move Volume 1 — Mexican Hammond」。題名の通り、ハモンドを軸にメキシコ風のポップ・レパートリーを扱う一枚で、曲目に「Bittersweet Samba」がある。ブラジルを連想させるSamba、メキシコを示すアルバム名、ドイツの演奏家。レコードが描く地理は、録音者の住所とは違う広がり方をする。 [1] [2]
作家の名前を覚えると、棚が広がる
本曲はSol Lakeの作品。Herb Alpertの演奏で広く知られる旋律だが、この棚にはGérard Baquéがフランス語で歌う「Tant de nuits」や、New Sun Pops Orchestra版も並ぶ。作曲家の名前を一本の糸にすると、ラジオのテーマ、ヴォーカル、オルガンの演奏を同じ曲の異なる仕事として見渡せる。Reith版は、その比較の鍵盤側の入口になる。 [3]
旋律を知っているからこそ、伴奏へ
一度目は覚えている旋律について行こう。二度目は主役から少し耳を外し、低い音が同じ場所へ戻る周期と、リズムの合間を埋める音を追ってみたい。曲がいつもの姿に聞こえるのはメロディーの力か、編曲の力か。すぐ前のBobby Coleから続けて聴くと、歌声から鍵盤へ主役を替えるMIXの流れも楽しめる。
聴き方の提案は、この曲を楽しむための鑑賞ガイドです。
関連曲を、棚の中から。
出典と資料メモ
年は確認できた最も早い発売年を採用。活動国と盤の発売国、再発年は分けて記録しています。
- Recordsale — Mexican Hammond ↗
1967年ドイツ盤とBittersweet Samba収録。
- Scotty Turner公式 — About / 作品目録 ↗
1967年Mondialの同アルバムを作品関連盤として記録。
- Encyclopédisque — Gérard Baqué / Tant de nuits ↗
同じ旋律の仏語版にSol Lakeの作者表記。
資料確認日 2026-10-26 · 解説は確認資料の範囲で更新します。