「今夜でなければ」を、主役の声で。
Henry Manciniの映画の歌が、Lena Horneのレパートリーになる。「It Had Better Be Tonight」は1966年の「Lena in Hollywood」に収録。映画の場面を借りるだけでなく、歌い手がその場の主導権を取る曲として開きたい。
- 発売年
- 1966年
- 国・活動圏
- アメリカ
- 参照盤の発売国
- アメリカ
- ジャンルの手がかり
- ヴォーカル・ジャズ / 映画歌曲
- 参照したレコード
- Lena in Hollywood — United Artists / Ray Ellis編曲
- 制作・録音年
- 未確認
1966年のアルバムと同時代資料を採用。販売店に1965年EP表記もあるが盤年の再確認を残す。
映画会社の名を持つレーベルで
United Artists時代の「Lena in Hollywood」は、Ray Ellisが編曲を担当し、映画に結び付く曲を集めた一枚。「Moon River」「I Love Paris」「Singin’ in the Rain」も並ぶ。1966年の業界誌の紹介は、本曲と「It’s a Mad, Mad, Mad, Mad World」のような映画曲をHorneが自分のスタンダードへ変える力に注目している。新作がまだ新作だった時代の期待を感じられる。 [1] [2]
イタリア語の題名を、英語の口調へ
原作品「Meglio stasera」はHenry Manciniの曲で、イタリア語詞はFranco Migliacci、英語詞はJohnny Mercer。「ピンクの豹」に結び付く曲だ。言語が替わると、一つひとつの音に入る子音や息の量も変わる。Horneの版では、映画音楽という出発点と、英語の歌としての表現を分けてたどると、作曲家だけでなく作詞家の仕事も近づいてくる。 [1] [3]
急かす歌を、ゆっくり観察する
題名は今夜をせかすのに、聴く側は焦る必要がない。短いフレーズの語尾がどう次の一節へつながるか、声と伴奏のどちらが曲を押し進めるかを追いたい。同じ棚の「Moon River」へ飛ぶと、Manciniの旋律を別の歌い手が受け取る姿も見える。映画ごとの棚と、歌い手ごとの棚を往復するのが、この一曲の楽しみ方だ。
聴き方の提案は、この曲を楽しむための鑑賞ガイドです。
関連曲を、棚の中から。
出典と資料メモ
年は確認できた最も早い発売年を採用。活動国と盤の発売国、再発年は分けて記録しています。
- AllMusic — Lena in Hollywood ↗
1966年、曲目、Ray Ellis編曲、映画曲の企画。
- Cash Box — 1966年6月25日 ↗
同時代のアルバム宣伝、本曲と映画の関係。
- University of Oregon — Lena Horne ↗
大学の人物アーカイブ、United Artistsと1966年のアルバム。
資料確認日 2026-10-26 · 解説は確認資料の範囲で更新します。