一曲の顔をした、ソウルの接続装置。
Paul Neroの「This Is Soul」は、アルバム「Nero’s Soul Party」のメドレーを入口にすると分かりやすい。ヒット曲を一曲ずつ完結させず、次の旋律へ渡していく。MIXの中で聴くと、レコード自体がすでに選曲家のように振る舞っている。
- 発売年
- 1968年
- 国・活動圏
- 西ドイツ
- 参照盤の発売国
- 西ドイツ
- ジャンルの手がかり
- ソウル / メドレー / ダンス・オーケストラ
- 参照したレコード
- Nero’s Soul Party — Liberty / LBS 83100
- 制作・録音年
- 未確認
MIXの短縮題名This Is Soulはメドレー冒頭に対応。全メドレーか抜粋かは音源照合後に確定。
最初の区切りから、Soul Fingerへ
1968年のLiberty盤では、冒頭の組曲に「This Is Soul」「Soul Finger」「Soul Man」が並ぶ。「This Is Soul」はPaul Nero自身の名が作者にあり、続く米国のヒットとはクレジットが分かれる。同じ溝に続けて刻まれた曲だからこそ、どこから別作品になるかを作者欄でも確かめられる。 [1] [2]
パーティー盤が持つ、編集の技術
このアルバムは別のブロックでも「Knock on Wood」「I Was Made to Love Her」などをつなぐ。メドレーの魅力は、有名曲がたくさん入っていることだけではない。伴奏を止めず、似た拍の中で次の歌へ視線を変える瞬間に、編曲の仕事が見える。切れ目を越えて踊らせるという点で、DJのMIXと親しい発想を持つ。 [1] [2]
継ぎ目を聴く、踊り続ける
知っている曲名が頭に浮かんだら、その直前の数小節へ注意を戻してみよう。合図になる音は何か、旋律が変わっても動かないものは何か。編集された別曲をつないで聴くときにも役立つ耳の遊びだ。同じソウル曲をバンドで演奏したThe Impossiblesへ進めば、曲を単独で立てる構成との違いも楽しめる。
聴き方の提案は、この曲を楽しむための鑑賞ガイドです。
関連曲を、棚の中から。
出典と資料メモ
年は確認できた最も早い発売年を採用。活動国と盤の発売国、再発年は分けて記録しています。
- Discogs — Nero’s Soul Party ↗
1968年原盤とメドレー構成・作者。
- 45cat — Nero’s Soul Party ↗
英国盤にも残る組曲の区切り。
- Groovenut — Nero’s Soul Party ↗
1968年Liberty LBS83100の実物盤情報。
資料確認日 2026-10-26 · 解説は確認資料の範囲で更新します。