バカラックの歌が、日本でボサノヴァになる。
ブラジル出身のSonia Rosaが日本で残した「I’ll Never Fall in Love Again」。東芝盤「Sensitive Sound of Sonia Rosa」に、Burt BacharachとHal Davidの歌が収まる。ボサノヴァの歌手が歌うのは、ブラジルの曲だけではない。
- 発売年
- 1970年
- 国・活動圏
- ブラジル / 日本
- 参照盤の発売国
- 日本
- ジャンルの手がかり
- ボサノヴァ / ヴォーカル・ポップ
- 参照したレコード
- Sensitive Sound of Sonia Rosa — 東芝 / EP-7751
- 制作・録音年
- 未確認
1970年は東芝原盤の発売年。増尾の公式資料は発売月を推定表記としているため、月日は断定しない。
日本で組まれた、一枚の歌の地図
ギタリスト増尾好秋の公式ディスコグラフィーは、東芝EP-7751を1970年の原盤として載せる。アルバムには「The Girl from Ipanema」「Alfie」「Fly Me to the Moon」などが並ぶ。ブラジル曲、映画の歌、アメリカのポップスを一人の声でまとめる構成は、ボサノヴァを国籍よりも解釈の方法として考える入口になる。 [1] [2]
作家と編曲家を、別々にたどる
IMMuBの曲目は本曲の作者をBacharach/Davidとする。増尾の資料では、この曲を含む複数曲の編曲者として馬飼野俊一が記される。渡辺貞夫の参加が紹介されるアルバムだが、その名前を全曲の演奏・編曲へ自動的に広げない。曲単位でクレジットを読むと、日本の制作陣が担った仕事も具体的に見えてくる。 [1] [2]
「もう恋はしない」を、どう置くか
断言する題名と、それを歌う声の距離に耳を向けたい。本気で決めた言葉なのか、誰かに聞かせる強がりなのか。歌詞を訳すだけでは決まらない表情が、一息の長さに現れるかもしれない。Soniaの別曲と続けて歌い手を追う聴き方も、Bacharach作品の編曲違いを探す聴き方も、この一曲から始められる。
聴き方の提案は、この曲を楽しむための鑑賞ガイドです。
関連曲を、棚の中から。
出典と資料メモ
年は確認できた最も早い発売年を採用。活動国と盤の発売国、再発年は分けて記録しています。
- Yoshiaki Masuo — Sideman discography ↗
参加音楽家の公式資料。原盤年・品番・曲別編曲者。
- IMMuB — Sensitive Sound of Sônia Rosa ↗
曲目・Bacharach/Davidの作者表記。
- HIP TANK — Sensitive Sound of Sonia Rosa ↗
日本盤とB1への収録。
資料確認日 2026-10-26 · 解説は確認資料の範囲で更新します。