Blessings

1998
地域 / シーン:West Coast Underground
Key-KoolとRhettmaticが出会った、ロサンゼルスのクラブ。
五人のMCとDJ、その前にも接点があった。
「Blessings」はVisionariesの初期作品『Galleries』に収められたJ Rocc制作曲。公式ストアは後年の『Pangaea』紹介でも、この曲をJ Roccがもたらした最初期の代表曲として振り返っている。一枚のアルバムの一項目にとどまらず、クルーとDJの長い関係を示す曲でもある。
『Galleries』の公式クレジットには、2Mex、Dannu、Key-Kool、LMNO、Lord Zenの五人が作詞陣として並び、制作陣にはDJ RhettmaticやEvidenceも参加する。異なる持ち場を持つ人々が同じ器に集まる構成だ。J Roccの参加も、固定したメンバーの外と接続しながら音楽を作る、その開かれた関係の中にある。
Key-Koolは2022年の取材で、六人が一つの集団として続くには共感と譲歩が必要だったと語る。後年の発言を本曲の制作談に置き換えることはできないが、「祝福」という題名を個人だけの幸運ではなく、人と共にいる価値へ向けて読む手掛かりにはなる。競い合う技術と、共存する姿勢が同居するクルーだ。
John MorrisonのBandcamp Daily記事によると、Key-KoolとDJ Rhettmaticは、ロサンゼルスのGrand SlamでそれぞれMCとDJを務めていた時期に出会った。これは「Blessings」自体の録音談ではない。J Roccが制作した初期曲へ至る前に、クルーの中にも声とDJをつなぐ現場の関係があったことを伝える背景だ。
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初期盤を包む額縁
公式Bandcampの『Galleries』は、深い緑の地に金色を帯びた額縁と広い白地を配したジャケット。人物を大きく据えない余白が、展示室を意味する作品名と響き合う。ここでの色の読み取りは実画像に基づくもので、作者が語った意図ではない。
参考資料:公式アルバムページ — ジャケット
DJの仕事をアルバムの外へたどる
DJ RhettmaticはVisionariesとBeat Junkiesの両方で活動する。Bandcamp Dailyが紹介する九〇年代のミックステープは、カセットへ一度の通し録音で作られたものだった。クルーの周囲には、曲を作ることだけでなく、曲同士をつなぐDJの実践もある。
制作背景
サンプル元
配信元の公開情報では日本を配信対象に含む公式音源です。サイト内での実再生は未確認です。
サンプル元は未確認。未掲載はサンプル不使用を意味しない。
出典
Visionaries — Blessings 公式トラックページ