Time’s Up

1994
地域 / シーン:Brooklyn / D.I.T.C.
特定の相手への攻撃ではなく、ラッパー像そのものへの反論。
敵は一人ではない。Time’s Up。
「Time’s Up」は、誰か一人に向けた曲なのか。O.C.は2020年掲載のインタビューで、相手は特定の人物ではなく、ラップ界全体だったと話している。犯罪や暴力の経歴でラッパーを判断する見方に、言葉と知性で応じたかったという。
制作の出発点も、ビート任せではない。Buckwildは2006年のインタビューで、O.C.にはすでにヴァースとコーラスの構想があったと振り返っている。音が届いて初めて言いたいことを探したのではなく、伝えたいものに音が加わったという証言だ。
この二人の話を踏まえると、曲の強さを怒りだけで片づけたくなくなる。どんな言葉を選び、何を実力の証拠にするのか。相手を威圧する量より、価値観をひっくり返す言葉に注目してみたい。
リスニングノート · サンプル資料 1 件
制作背景
作品とバージョン
1994年のWord...Life収録。制作はBuckwild。本曲は正規Topic配信を採用。
サンプルの手がかり
曲の基盤になるループの元音源。1994年オリジナル盤の販売資料でサンプル関係を照合。公式探索後に参考投稿を採用。
サンプル元
Les DeMerle — A Day In The Life
曲の基盤になるループの元音源。1994年オリジナル盤の販売資料でサンプル関係を照合。公式探索後に参考投稿を採用。
サンプル元のYouTube出典
O.C. — Word...Life / Time’s Up
Crib Records — Time’s Upのオリジナル12インチ