Bullshit

1995
地域 / シーン:Los Angeles
Questloveが会場の正面へ引き返した、「Bullshit」の最初の出会い。
ラジオ出演へ急ぐ足を、キックが引き止めた。
Wax PoeticsでQuestloveが語る出会いには、時間制限もあった。The Rootsは前座を終えると、放送終了前のラジオ局へ向かうため、すぐバスに乗る必要があったという。それでもPharcydeの一曲目「Bullshit」のキックが気になり、彼はクラブの正面へ回った。ドラマーが足を止めた場面から、この曲の入口を辿りたい。
1995年のセカンド作『Labcabincalifornia』を開く一曲。Jay Deeとして活動していたJ Dillaが制作を担当し、The Pharcydeの声を新しいリズム感へ導いた。前作を単純に再現するのではなく、制作陣と音の重心を変えたアルバムの入口でもある。
この曲の重要さを具体的に語ったのがQuestloveだ。Wax Poeticsの取材で彼は、The Pharcydeの前座を終えて会場を離れようとした際、彼らの最初の曲だった「Bullshit」のキックに違和感を覚え、音を確かめようと会場の正面へ回ったと回想している。均等に揃わない打点は、ドラマーの耳を引き返させるほどの出来事だった。
聴くときは、上に乗るラップとキックを一度別々に追ってみたい。声の流れを基準にする場合と、低い打点を基準にする場合とで、拍の感じ方がどう変わるか。Questloveの証言は、この曲を「メロウ」という形容だけで片づけず、リズムの設計に耳を向ける手掛かりになる。
掲載音源は権利者配信の「Bullshit」。配信画面に表示される『Phroduced By J Dilla』は後年の編集盤であり、曲の初出を2025年とするものではない。曲の位置づけは1995年の『Labcabincalifornia』、音源の配信元は別々に記録している。
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制作背景
収録作品と制作
『Labcabincalifornia』期のThe PharcydeとJay Deeの接点を示す一曲。PHARCYDE TVの権利者配信クレジットでも制作はJay Deeと明記されており、グループのラップとデトロイトのビートメイカーによる制作を結びつけて聴ける。
Questloveの証言
前座出演後に聴こえた「Bullshit」のキックを確かめるため、会場前方へ戻ったと回想している。
サンプル元
作品情報と曲別クレジットは出典をご覧ください。未確認のサンプル情報があり、聴き方は編者の考察です。
個別確認中。未掲載はサンプル不使用を意味しない。