The Visualz

1996
地域 / シーン:Brooklyn, New York
1996年、Fondle EmのFE005。素っ気ない盤面の小さな注記から、ブルックリンの二人組へ。
白いラベルの、二つのアスタリスク。
白い袋から覗くラベルには、大きな写真も派手な色もない。「The Visualz」の横には3分44秒という表記と、二つのアスタリスク。小さな印を辿ると、Troy Davisによる録音という注記に行き着く。曲名より小さな文字が、レコードの向こうにいた人を一人、こちらへ連れてくる。
同じラベルの制作欄にはJon Adler、Siah、Yeshua dapoEDの名前が並ぶ。Siahへのインタビューでは、友人だったAdlerがスタジオを使える機会を持ち込み、1995年に録音、翌1996年にFondle Emから発表した経緯が語られている。発売年の一つ手前に、集まって作っていた時間がある。
この曲は六曲入りEPの最初に置かれている。あとから2008年のアンソロジーで出会っても、まずはその入口を覚えておきたい。大きな歴史へ急ぐより、二人の声と制作の名前を一緒に辿ってみる。レコードの小さな文字を読む時間も、聴く準備のうちなのだ。
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制作背景
録音年と発表年
本人インタビューでは1995年に録音し、1996年にFondle Emから発表。原盤にも1996年の表記があります。
二つのアスタリスク
FE005のThe Visualzには「**」が付され、その注記はTroy Davisによる録音。原盤表記は3:44です。
2008年アンソロジーとの照合
Spotifyのアンソロジー収録版は3:52。採用した一般投稿もAnthology表記と3:52を確認しています。1996年原盤の3:44とは区別し、同一マスターや実再生確認を意味しません。
サンプル元
使用素材と使用箇所を一次資料で個別照合できたサンプルは未登録。
出典
Tablet — Siah本人へのインタビュー「Make Some Noise」
Plexus Records — 1996年FE005原盤・曲目
Rhymesayers / Kevin Beacham — The Visualz Anthology
Spotify — The Visualz / 2008年アンソロジー版