Welcome to the Terrordome

1990
地域 / シーン:New York
Chuck Dが語ったのは、単なる怒りの表現ではなく、1989年を自分の立場から伝えることだった。
1989年を、誰の視点で伝えるのか
「Welcome to the Terrordome」について、Chuck Dは1989年末のステージで、その年を黒人男性の報告者として振り返る曲だと説明した。発言を掲載したのは1990年3月号のSPIN。新聞やテレビの総括ではなく、街で暮らす自分と黒人の人々に、その一年がどう響いたかを伝えるという話だった。
この説明が出た時期、グループはProfessor Griffの反ユダヤ的発言をめぐる批判の中にあり、この曲の歌詞も新たな批判を受けていた。同時期の取材を読むと、発信する側であるChuck D自身が、報じられる側にもなっていたことが分かる。本人の説明は曲を読む手掛かりであって、批判の妥当性まで決めるものではない。
だから、題名から恐怖の空間を自由に想像するより、まず「誰が一年を語っているのか」を意識して聴いてみたい。1990年の『Fear of a Black Planet』に収められた曲だが、その視線は直前の1989年へ向いている。発売年と、歌が振り返る時間を分けると、言葉の切迫した背景を捉えやすくなる。
リスニングノート · サンプル資料 0 件 · 確認中 レーベル / 初出年・版
制作背景
掲載音源について
公式配信候補を採用。音源の掲載説明を照合していますが、埋め込みでの再生可否は未検証です。
サンプル元
選曲・短い聴きどころを掲載。発売情報と全サンプルの詳細調査は継続中。
個別調査中。サンプル不使用を意味しません。
出典
YouTube — Public Enemy / Welcome to the Terrordome