Brothers Gonna Work It Out

1990
地域 / シーン:New York
新しい曲の入り口に、以前のPublic Enemyが顔を出す。音楽学の分析から、冒頭の声の組み合わせをたどる。
「Brothers Gonna Work It Out」の冒頭に戻ってくる、過去の声
「Brothers Gonna Work It Out」の冒頭には、Public Enemy自身の過去の録音が組み込まれている。音楽学者Amanda Sewellは2013年の博士論文で、曲頭の声を「Rebel Without a Pause」「Don’t Believe the Hype」「Bring the Noise」からの断片として整理した。これは制作者の証言ではなく、録音を比較した研究者の分析だ。
公式ストアの曲順では、本曲はインストゥルメンタル「Contract on the World Love Jam」の次に置かれている。アルバムの導入を抜けたところで、過去の曲にいた声に出会う。その並びを知ると、単曲の始まりが、Public Enemyの以前の作品へ戻る入り口にもなる。後半は曲順と分析を踏まえた読み方である。
引用元とされる3曲と聴き比べるなら、言葉の意味だけでなく、声の切り出し方にも注目したい。同じ人物の声でも、新しいラップと既存の録音の断片では役割が違う。音の密度を一括りにするより、どの声がどこから来たのかを追うと、この曲の組み立てへ一歩近づける。
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制作背景
掲載音源について
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サンプル元
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