CRATEDIGGIN'CURATED BY DJ NAOYAMAN

Soul Brother #1

Soul Brother #1 — Pete Rock & C.L. Smooth|CRATE DIGGIN|DJ Naoyaman
Original graffiti · Designed by DJ Naoyaman

1992

地域 / シーン:New York Hip Hop

Pete Rock & C.L. Smooth

Jesse Duckerの批評は、Pete Rockがマイクを握るこの曲を、普段とは違う参照先へ結ぶ。

Peteのソロを、Bomb Squadへの近さから聴く。

1992年の『Mecca and the Soul Brother』に収められた一曲。デュオ名義の作品の中で、Pete Rock自身のラップに焦点が当たる。制作する人とマイクを持つ人を別々の役割として考えるだけでは、捉えきれない曲だ。

Rhino提供の公式音源はPete Rockをプロデューサーと表記。正規再発元Get On Downの資料でも、B面のStraighten It OutとWig Outの間にSoul Brother #1が置かれている。アルバム名に似た別曲「Mecca and the Soul Brother」とは異なる曲だ。

AlbumismのJesse Duckerは、アルバム中でPete Rockだけがラップするこの曲を、彼がBomb Squadの作風に最も接近した例として評している。騒がしさや混沌と、旋律やファンクの感触が共存するという読みだ。これは制作参加者の追加クレジットではなく、評者による比較である。Peteの声に耳を向けながら、なぜその連想が生まれたのかを考える入口にしたい。

深掘り記事あり · サンプル資料 0 件

歌う人と、書いた人

Pete Rockは2011年の取材で、本曲のラップをGrand Pubaが書いたと証言している。

参考資料:Complex — Pete Rock本人インタビュー(2011年)

フロッピーの袋から、一枚のアルバムへ

『Mecca and the Soul Brother』についてPete Rockは、家で作った大量のビートをフロッピーに入れてスタジオへ持ち込み、そこからアルバムに使うものを選んだとXXLに語った。曲間の短いインストも、もっと自分の音を聴いてほしいという考えから増やしたという。これはアルバム全体の制作についての証言だ。「Soul Brother #1」を前後の曲と続けて聴くと、MCの出番だけでなく、ビートを配置して一枚を組み立てる仕事にも目を向けられる。

参考資料:XXL — Pete Rock本人によるアルバム制作と曲間構成の回想(2012年)

制作背景

制作担当

Rhino公式配信はPete Rockを制作担当と掲載。

盤上の位置

正規再発資料GET52721-LPのB2。1992年作品と2016年再発を区別する。

Pete RockのソロMC

Albumismの回顧はアルバム唯一のPete Rockソロ曲と説明する。

サンプル元

公式音源の公開情報で曲名と投稿者を確認しています。サイト内での実再生は未確認です。

個別確認中。未掲載はサンプル不使用を意味しない。

出典

Rhino提供公式音源

Get On Down正規再発資料

Albumism — アルバム回顧

A NOTE FROM THE EDITOR

Old records.
New afternoons.

音楽は、発売された年に閉じ込めておくには、
少しばかりよくできすぎている。

好きな曲を掘る。元になった音をたどる。街や仲間の話に寄り道する。
そうして、いまの自分の耳を、もう一度確かめる。

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