CRATEDIGGIN'CURATED BY DJ NAOYAMAN

Mass Appeal

Mass Appeal — Gang Starr|CRATE DIGGIN|DJ Naoyaman
Original graffiti · Designed by DJ Naoyaman

1994

地域 / シーン:Brooklyn / DJ Premier

Gang Starr

短いループだけではない。Premierが最初は戸惑った、Guruの入り方にも注目したい。

Guruは1拍目から入らなかった

「Mass Appeal」でDJ Premier自身が意外に感じたのは、Guruのラップが入る位置だった。David Maの取材で彼は、1拍目ではなく4から入ったと振り返っている。普段の自分の作り方とは違い、最初は少し不自然に思えた。それでも、その入り方を残したという。

Guruは最初のシングルに指定していたが、Premierは新鮮な状態で仕上げるため、制作をアルバムの終盤まで残したという。

Premierは、当時のクラブで似た音が繰り返される状況を皮肉にするため、軽い旋律の素材を探したと話す。

深掘り記事あり · サンプル資料 1 件

アルバムの中では旋律のある例外

Premierは別の取材で、『Hard to Earn』ではジャズ由来という固定的な評価から離れ、音を削る方向を選んだと説明している。その中で「Mass Appeal」は、それまでのGang Starrらしい旋律を持つ数少ない曲だった。単体の簡素さと、アルバム内での位置は同じ話ではない。

参考資料:DJBooth — DJ Premier『Hard to Earn』25周年取材

制作背景

1994年、Hard to Earnから

掲載音源はGang Starrの公式ミュージックビデオ。制作取材はHard to Earnの終盤に作られた曲として紹介している。

冗談の意図と、緻密な反復

DJ PremierはDavid Maの取材で、当時のクラブ向けの音へのパロディという意図を説明している。サンプルの曲名はオリジナル盤の販売資料とも照合した。

サンプル元

Vic Juris — Horizon Drive

短い旋律の断片を速度と音程の変化でループへ再構成した素材。公式音源を探した後、解説記事に掲載された参考投稿を採用。

サンプル元のYouTube

出典

Gang Starr — Mass Appeal公式動画

David Ma — DJ Premier制作インタビュー

Groovenut — Horizon Driveの1980年オリジナル盤

ModeAudio — サンプル解説と参考音源

DJBooth — DJ Premier『Hard to Earn』25周年取材

A NOTE FROM THE EDITOR

Old records.
New afternoons.

音楽は、発売された年に閉じ込めておくには、
少しばかりよくできすぎている。

好きな曲を掘る。元になった音をたどる。街や仲間の話に寄り道する。
そうして、いまの自分の耳を、もう一度確かめる。

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