All Caps

2004
地域 / シーン:Los Angeles
漫画仕立てのMVは、曲の展開をどう読み取ったのか。監督の話から、Madlibのビートへ戻る。
曲の展開が、追跡劇になる
「All Caps」のMV監督James Reitanoは、曲から追跡や種明かしの場面を考えたと話している。漫画仕立ての物語は、彼が曲の展開をどう受け取ったかを知る手掛かりになる。
配役もDJとMCの関係を表す。DOOMは前に立つ怪物、Madlibは金属ケースの中で働く裏方。声とビートを担う二人を、違う役で描いたという。
実際の制作でも、二人はビートの形を大切にしていた。『Madvillainy』制作時のインタビューで、Madlibは音をパート別に残さず、ビートをそのまま2チャンネルへ録音していたと説明する。DOOMも、その方法なら後からビートの組み立てを変えられず、そこへラップを乗せられると応じている。これはアルバム全体についての話だが、二人の分担を知るうえで面白い。
そこで役立つのが、12インチ『Curls & All Caps』に収められたインスト版だ。まず声なしで展開を追い、それから原曲へ戻って、DOOMの言葉がどこに入るかを聴く。さらに公式MVと比べれば、同じビートにラッパーと映像作家がそれぞれ何を見つけたか、二つの入口から楽しめる。
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紙に描いた約千枚が動きだす
監督によれば、MVには約900〜1000枚の手描きの絵を使用した。紙の絵をスキャンして合成した映像だ。動きだけでなく、止めた一枚の描写も見てみたい。
通常盤にはない、プロモ盤のもう一曲
『Curls & All Caps』のラジオ/DJ向けプロモ盤には、通常盤とは別にMadlibの「Bonus Beat (Radio Promo Exclusive)」が入る。Stones Throwの2010年の記録では製作は約200枚、そのうち40〜50枚のスリーヴにJeff Jankがスプレーで絵を施した。通常盤とプロモ盤は、曲目から区別したい。
参考資料:Stones Throw:Curls & All Capsのラジオ用プロモ盤 / Stones Throw:Curls & All Caps公式商品情報
制作背景
作品と制作
MadvillainのAll Caps。Madvillainyに収録。制作はMadlib。
サンプル元
曲名と投稿者を照合。公式音源を採用。盤ごとの違い・サンプル詳細は継続照合中。
サンプル元の録音・バージョンは個別照合中。サンプル不使用を意味しません。
出典
Stones Throw:James ReitanoによるAll Capsの映像制作Q&A
Stones Throw:Madvillain本人へのWax Poeticsインタビュー
Stones Throw:Curls & All Caps公式商品情報
Stones Throw:Madvillainy公式商品情報