CRATEDIGGIN'CURATED BY DJ NAOYAMAN

Hit

Hit — LMNO|CRATE DIGGIN|DJ Naoyaman
Original graffiti · Designed by DJ Naoyaman

2004

地域 / シーン:West Coast Underground

LMNO

Oh No制作、DJ Romesがスクラッチで参加。LMNOの2004年作に収まる短い一撃。

「Hitstrumental」もある——声を外してたどるOh Noの仕事

「Hit」はLMNOの2004年作『Economic Food Chain Music』の五曲目。公式配信はOh Noをプロデューサーとして記し、シングル盤資料ではDJ Romesのスクラッチ参加も確認できる。MC名だけで捉えず、言葉、ビート、カットという三者の役割から見ると、短い題名の中にも制作の立体感が生まれる。

公式Bandcampでの曲尺は二分二十六秒。シングル盤にはヴォーカル版と「Hitstrumental」が組み合わされている。アルバムの流れの中で聴く曲であると同時に、声を外した土台も独立して扱うDJ向けの形を持っていた。曲の長さと、盤の用途は別の問題なのだと分かる。

発売前の2004年の紹介記事は、アルバムの約半分をOh Noが手掛けると伝えていた。「Hit」での組み合わせは孤立した一回の客演ではなく、作品の制作体制につながっている。Visionariesの一員として知られるLMNOが、ソロでは別の制作者との関係を育てていた時期を示す一曲だ。

深掘り記事あり · サンプル資料 0 件

Long Beachからの合流

PBS SoCalの本人取材では、LMNOとKey-Koolの出会いはIce-TのUnited Nations Committeeにさかのぼる。九〇年代初頭の協働を経て、1995年の『Kozmonautz』がVisionariesの始まりにつながった。ソロ名義の背後にも、長く積み上げた人間関係がある。

参考資料:PBS SoCal — LMNO本人取材(2013)

先に言葉を決めない書き方

2013年の取材でLMNOは、ビートを聴いてから、その音が導く方向に言葉を書く制作姿勢を説明している。Evidenceとの後年の制作についての証言であり、「Hit」も同じ手順だったとは断定できない。それでも、プロデューサーごとに作品を作るMCの考え方を知る入口になる。

参考資料:PBS SoCal — LMNO本人取材(2013)

制作背景

サンプル元

配信元の公開情報では日本を配信対象に含む公式音源です。サイト内での実再生は未確認です。

サンプル元は未確認。未掲載はサンプル不使用を意味しない。

出典

YouTube — 公式アルバム音源

公式アルバムページ — ジャケット

LMNO — Economic Food Chain Music 公式アルバム

Recordsale — Hit シングル盤クレジット

PBS SoCal — LMNO本人取材(2013)

HipHopCore — 2004年のアルバム発売情報

A NOTE FROM THE EDITOR

Old records.
New afternoons.

音楽は、発売された年に閉じ込めておくには、
少しばかりよくできすぎている。

好きな曲を掘る。元になった音をたどる。街や仲間の話に寄り道する。
そうして、いまの自分の耳を、もう一度確かめる。

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