Brand New

2005
地域 / シーン:West Coast Underground
『Classic』で共有した、マウイ島の一か月。
新しい曲は、同じ家に集まるところから。
「Brand New」は2005年の『Classic』に収録されたDJ Khalil制作曲。クルー内部だけで制作を閉じず、外のビートメイカーにも場を開いた作品の一面が、この一曲から見えてくる。
発売時のExclaim!評でDel F. Cowieが本曲の特徴として挙げたのは、細かく途切れるようなファンクの運びだった。評者は多数のMCが異なるビートに対応する点をアルバムの成果と見ている。曲名の「新しさ」を流行の更新だけでなく、集団が別のリズムへ適応する力として考える入口になる。
『Classic』の実ジャケットは、野球チームの集合写真を思わせるセピア色の図像だ。古びた写真の色と「Brand New」という名前を並べると、過去の形式を使いながら現在形の集団を見せる、という読み方ができる。これは制作意図の断定ではなく、作品の名前と視覚表現を重ねた編集上の解釈だ。
Eric K. Arnoldの発売時取材によれば、『Classic』はクルーがマウイ島の一軒の家に一か月集まって制作した作品だった。「Brand New」単独のセッション記録ではないが、外部制作者のビートと集団の声が出会う背景には、全員で同じ場所にいる時間があった。
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同じ家で作るという選択
XLR8Rの取材によれば、アルバムは一か月間のマウイ島滞在で制作された。Grouchは全員が同じ家にいた経験を、以前よりまとまりが増した理由として挙げている。遠隔で声を集めるだけではない共同生活が、作品の基盤だった。
レコード店で出会った別のラップ
2024年の対談でGrouchは、Tower Recordsで買ったShineheadのカセットを回想している。レゲエとラップの接点は後から足した看板ではなく、少年期に買っていた音楽にもあった。クルーの耳の広さをたどる小さな手掛かりだ。
制作背景
サンプル元
配信元の公開情報では日本を配信対象に含む公式音源です。サイト内での実再生は未確認です。
サンプル元は未確認。未掲載はサンプル不使用を意味しない。
出典
Living Legends — Classic 公式盤・ジャケット
Rapmaniacz — Classic 曲別制作クレジット