Blast Your Radio

2005
地域 / シーン:West Coast Underground
Grouchが『Classic』に感じた、以前とは違うまとまり。
古いからではなく、共に作ったから。
「Blast Your Radio」は『Classic』の三曲目で、制作はMadlib。2005年のExclaim!評でも、アルバムのハイライトとして名指しされている。ここではゲストの知名度より、外から来たビートが多数の声を受け止める場所になっている点に目を向けたい。
XLR8Rの発売時記事は、アルバム名の意味を本曲に見いだしている。古い形式を再現すれば自動的にクラシックになるわけではなく、新しいものもクラシックになりうるという区別だ。懐かしさを保証書にせず、今作る音楽の価値を問う姿勢が、挑発的な作品名を支えている。
同時代のCowie評は、アルバムの多様なビートと集団としてのまとまりを評価する一方、シンセ中心の制作がMCを覆う場面も指摘した。本曲への賛辞をその留保と一緒に読むと、単なる全肯定ではないと分かる。「クラシック」を名乗った作品を、当時の聴き手も曲ごとの差から判断していた。
GrouchはXLR8Rの取材で、全員が一つの家にいた経験こそ、以前より一体感のある『Classic』を作った違いだと語る。これはアルバムへの説明で、Madlibとの個別セッションの実況ではない。「Blast Your Radio」が掲げる価値観を、仲間同士の制作環境と並べて考える手がかりになる。
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Madlib一人のアルバムではない
曲別クレジットではMadlibの担当は本曲。ほかにDJ Khalil、Bean One、クルー内の制作者らが並ぶ。印象の強い一曲からアルバム全体を単一プロデューサーの作品と考えないことが、この集合体の作りを理解する近道になる。
言葉を乗せることも制作
後年のインタビューでGrouchは、既存の伴奏に新しく言葉と声の流れを考えることも芸術だと話した。同時に原作者への謝意と了解にも触れている。これは本人の創作観であり、権利処理についての法的な説明ではない。
制作背景
サンプル元
配信元の公開情報では日本を配信対象に含む公式音源です。サイト内での実再生は未確認です。
サンプル元は未確認。未掲載はサンプル不使用を意味しない。
出典
Living Legends — Classic 公式盤・ジャケット
Rapmaniacz — Classic 曲別制作クレジット