Mostly Tha Voice

1994
地域 / シーン:New York / Hip Hop
研究者が読み解く、Guruの「声」という主張。
言葉の前に、声そのもの。
Fernand HörnerとOliver Kautnyは、ラップの声を扱う研究書で「Mostly tha Voice」を取り上げている。二人は、この曲の「声」を、韻や言葉の組み立てとは区別された、声そのものの響きについての主張として読んでいる。
これは研究者の解釈だ。その区別を借りて、何を言うか、どうリズムに乗せるか、どんな声で届くかを分けて聴いてみたい。題名の一語から、ラップの複数の働きへ戻る入口になる。
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声そのものを主題に
題名が示すのは「ほとんど声」。Guruの声の個性を知る入口として適した曲だ。DJ Premier自身、Guruの独特の声に合わせてビートを作る必要があったと振り返る。
『Hard to Earn』の引き算
同作はDJ Premierが意図的にメロディーを抑え、より荒い質感を追求した作品。音の空白が声を強くするという逆説を感じられる。
声をミックスの中心に置く
声が聞こえる大きさではなく、声の前後に残された空間を聴く。小さな音の配置が存在感を決める。
制作背景
採用した音源
曲名と投稿者を確認した公式音源を採用。
収録と年表
1994年作品の収録情報を参照。
サンプル元
聴き方とエッセイは編者の私見。事実は出典を参照。
メインサンプルは個別照合中。使用がないという意味ではありません。
出典
Gang Starr - Topic — Mostly Tha Voice
Fernand Hörner / Oliver Kautny — Mostly tha Voice! Zur Einleitung, p.10