Flowin’ (feat. John Dough)

1997
地域 / シーン:New York Hip Hop
1997年のセカンド・アルバム『Hatred, Passions and Infidelity』から。
冗談を減らした第二作で、Diamond Dのラップを聴き直す
1997年のセカンド・アルバム『Hatred, Passions and Infidelity』から。Introに続くFlowin’は、John Doughを迎える歌入りの曲である。Diamond Dのソロ作品に別のMCの声が加わり、アルバムの序盤を形づくる。
Diamond D自身のレーベルは、このアルバムを1997年の作品として位置づけている。現在の公式配信にはDymond Mine Recordsの2016年表記があるが、それは原曲の成立年を2016年に置き換えるものではない。初出と再発の年を分けておきたい。
D.I.T.C.のプロデューサーとしての仕事と、自身が前面に出るラップ作品。その両方を辿る入口になる曲だ。客演者との声の受け渡しを追いながら、ソロ作品の中に他者が加わる意味を考えてみたい。
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続編ではなく、1997年の自分
Diamond Dは2013年のThe Lost Tapesの取材で、デビュー作を冗談やスキットの多い作品、二作目をより真剣でスキットの少ない作品として対比した。1992年から1997年にかけて音楽を取り巻く状況も自分自身も変わった、と振り返り、ラップは二作目の方が良くなったという自己評価も述べている。「Flowin’」を最初のアルバムの再演としてではなく、別の時点のMCの姿として聴くための背景だ。
十か月と、本人の裁量
同じ取材で二作目の変化がレーベルの圧力によるものかと問われると、Diamond Dは制作上の裁量を自分が持っていたと答え、録音に十か月かかったと述べた。これは本人によるアルバム単位の回想であり、「Flowin’」だけの制作日数ではない。周囲の期待だけで音の変化を説明せず、作り手が自ら方向を選んだ作品として位置づけたい。
制作背景
原発売と再配信
本人レーベルはアルバムを1997年作と記載。公式音源の2016年は再配信の権利表記。
John Doughの客演
公式音源とApple Musicがfeat. John Doughと明記する歌入り版。
サンプル元
公式音源の公開情報で曲名と投稿者を確認しています。サイト内での実再生は未確認です。
個別確認中。未掲載はサンプル不使用を意味しない。