Love Vs. Hate

1998
地域 / シーン:New Rochelle / Brand Nubian
Grand Pubaの回想とLord Finesseの制作から、タイトルの先へ進む。
Grand Pubaが語る、責任を外へ向けるだけではない曲
「Love Vs. Hate」は、Brand Nubianの1998年作『Foundation』に収められている。二つの大きな言葉が向かい合うタイトルだが、聴く入口をその対立だけに狭めたくない。
Grand Pubaは後年、この曲を自ら取り上げ、外の社会を責めるだけではない理解へ進んでいたと話している。誰かへの批判と、自分たちの責任を考えること。その距離を問い直す曲として読む手がかりだ。
制作はLord Finesse。仲間の声が再び一つのアルバムへ集まり、別の制作集団の仕事と交わる。『Foundation』という題名を、変わらない土台と、そこへ新しく積み重なる経験の両方から眺めてみたい。
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本人が語る、責任の向け先の変化
Grand Pubaは2025年のインタビューで、過去と今の考え方を尋ねられた際に「Love Vs. Hate」を自ら例に挙げた。外側の社会を責めるだけではなく、自分たちの側にも目を向ける段階へ来ていた、と曲の言葉を説明している。 タイトルの対立を、愛と憎しみという抽象的な二択だけで終わらせないための証言だ。本人の回想からは、理解が増すにつれて責任をどう考え直したか、という問いが浮かぶ。これは曲の意味を外から決めつける解説ではなく、書き手自身が後年に示した読み方である。
再結集した声と、Lord Finesseの仕事
Lord Finesseの公式制作一覧は、1998年のBrand Nubian作品として「Love Vs Hate」を、「Beat Change」「U For Me」「Straight Outta Now Rule」とともに載せている。一曲の偶然の接点ではなく、『Foundation』の中に複数の仕事が並ぶ。 Grand Pubaは同じアルバムで仲間と再び働く感触を喜びつつ、人間関係そのものは離れていなかったと振り返る。グループの再結集という作品背景と、Finesseの曲単位の担当。その二つを重ねると、長く続く関係が新しい共同作業へ形を変えたアルバムとして見えてくる。
制作背景
収録盤と掲載音源
Brand Nubianの1998年作『Foundation』収録。制作したLord Finesse本人のディスコグラフィーにも掲載される一曲で、D.I.T.C.の制作陣とBrand Nubianが交わる作品として位置づけられる。
サンプル元
公式音源の公開情報で曲名と投稿者を確認しています。サイト内での実再生は未確認です。
サンプル元を裏付ける資料がないため、個別名は掲載していない。