Que Dices?

1998
地域 / シーン:Los Angeles
Tabooが語った「Que Dices?」と「Constant」のつながり。
二十年後にも使った、デビュー盤のヴァース。
Tabooは2023年のLOS40取材で、2018年の「Constant」を「Que Dices?」の延長と説明し、昔の曲のヴァースを取り入れたと語った。デビュー盤は、本人たちが後年の制作へ持ち帰る素材でもあった。
Black Eyed Peasの「Que Dices?」を、1998年のアルバム『Behind the Front』に収められた形で聴く。後年の巨大なヒット曲を知るほど、最初のアルバムには先入観を外して向き合いたくなる。
曲別クレジットのWilliam Adamsはwill.i.amの本名。そこにBrian Lapin、Kevin Feyen、Allan Pineda、J. Gomezの名前が重なる。スターの前史というだけでなく、人が集まり作品を作る現場として捉えたい。
本人たちは後年、初期の自分たちのラップが新しい制作への刺激になったと語っている。過去を置き去りにした、あるいは戻った、と線を一本引くより、時代をまたいで自分たちへ問いかける音楽として聴くほうが面白い。
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名義をほどくと、制作の輪が見える
Apple Musicの曲別クレジットではWilliam Adamsが制作とミックス、Brian Lapinが作曲とミックスに記載されている。William Adamsはwill.i.am。作者欄にはさらにKevin Feyen、Allan Pineda、J. Gomezの名前が並ぶ。 グループのロゴだけでは見えない、曲を書く人と音を仕上げる人の重なりだ。後年のスター像からいったん離れ、この一曲に関わる名前を読むと、『Behind the Front』を共同作業のアルバムとして掘り直せる。
若い自分に、もう一度挑まれる
『Behind the Front』から20年を迎えた2018年、will.i.amは取材で、当時23歳だった自分なら成功後の自分へラップの力量で挑んでくるだろう、と語った。Tabooも初期の「Fallin’ Up」の時代を、新しい制作で思い出していたという。 これは「Que Dices?」単独の制作秘話ではなく、本人たちによる初期作品の位置づけだ。初期と後期を単純な「本物と商業作品」に分けず、昔の自分が今の表現を刺激する関係として聴く。デビュー盤へ戻る理由は、懐古だけではない。
制作背景
収録作品と制作
Black Eyed Peasのデビュー・アルバム『Behind the Front』に収録された1998年の一曲。公式配信ではWilliam Adams、すなわちwill.i.amがプロデューサーとして記載されている。後年の大規模なポップ・ヒットとは別に、グループ初期のヒップホップ作品を掘り下げるための入口になる。
サンプル元
公式音源の公開情報で曲名と投稿者を確認しています。サイト内での実再生は未確認です。
サンプル元を裏付ける資料がないため、個別名は掲載していない。
出典
Black Eyed Peas — 公式配信音源 ?Que Dices?