Whassup Now Muthafucka?

1994
地域 / シーン:Newark, New Jersey
El Da Senseiが振り返る制作日の口論と、T-Rayが語る12インチの選曲。1994年のアルバムを締めくくる一曲に、二つの来歴が重なる。
冒頭の怒りを、制作日の記憶からたどる
El Da Senseiは2006年の取材で、この曲をT-Rayと二人で作ったと振り返る。その日、Tame OneはT-Rayの家に来ていなかった。後で曲を聴いたTameと口論になり、それが冒頭で怒っている理由だという。声の勢いを単なる演技と決めつける前に、本人が語った制作日の出来事を押さえておきたい。
T-Rayが語るのは、もう一つの制作判断だ。「Wrong Side of Da Tracks」を表に据え、「Whassup」を裏に置く。三曲に加え、ボーナス・ビートやアカペラも入れ、DJに必要なものを渡したかったという。1994年の13曲入りCDでは最後に収まる一曲が、12インチでは盤全体の使い方を考えた選曲の一部だった。
Elによれば、録音前にはKool G Rapの「On the Run」を聴いていた。そして後年、この曲を使うバトルDJの話題ではMista Sinistaの扱いに驚いたと答えている。作り手が直前に聴いていた音楽と、完成後にDJが見つけた使い道。その両側が、El自身の証言に残っている。
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DIG:Wrong Side of da Tracks
T-Rayが同じ12インチの表側に選んだ曲。B面に置いた「Whassup」と、盤の使い方を考えた二曲としてたどれる。
DIG:C'mon wit da Git Down
同じ1994年盤の2曲目。末尾の「Whassup」から冒頭側へ戻る、アルバム内の聴き順として選びたい。
制作背景
原盤の制作クレジット
「Whassup Now Muthafucka?」は同じ12インチのB面にLP Version(2:24)として収録。レーベルにはT-Rayの制作・ミックスに加え、グループ名義のArtifactsによる共同制作も明記されている。
サンプル元
公式配信のメタデータで、作品情報・日本の配信対象・埋め込み許可を照合。日本国内からの実再生と埋め込み再生は未確認です。
主なサンプル元は未確認です。
出典
AllHipHop — El Da Sensei本人インタビュー(2006年)
Unkut — T-Ray本人インタビュー Part 2(2007年)
Rhino Atlantic / Artifacts - Topic — Whassup Now Muthafucka?
Between a Rock and a Hard Place — 1994年CD裏ジャケット
The Good Ol’Dayz — Artifacts / Between a Rock and a Hard Place