CRATEDIGGIN'CURATED BY DJ NAOYAMAN

People Under the Stairs

People Under the Stairs — オリジナル・グラフィティタグ
Original graffiti · Designed by DJ Naoyaman

アーティスト名義または制作クレジットのどちらかで掲載5曲以上を特集候補、8曲以上を優先候補とします。曲数だけで公開せず、本人の証言や制作背景から独自の読み応えを作れることを条件にします。曲数は掲載済みの楽曲録音を名義別・役割別に集計し、同じ録音の重複やアルバム全体・ミックス・ライブ映像は含めません。未確認の制作クレジットを補完したり、グループの作品をメンバー個人へ自動加算したりしません。公開済みの記事は曲数にかかわらずアーカイブとして残します。

活動拠点:Los Angeles, California, USA。Thes OneとDouble Kによるグループ名義の掲載作品をたどります。

PRODUCTION STORIES

二人で掘って、街へ持ち帰る。

Los Angelesの二人組、People Under the Stairs。The Next StepからO.S.T.へ、街の名前とレコードの記憶をたどる8曲。

一曲が好きになると、その隣に置かれた曲も気になってくる。People Under the Stairsは、そんな聴き方で戻りたくなる二人組だ。ここでは地名の入った曲から始めて、アルバムの後半へ少しずつ歩いていく。

LOS ANGELES / レコード店から

Thes OneとDouble K。公式サイトが振り返る出会いの場所は、Pico BoulevardのMartin’s Record Store。1994年、レコードのそばで知り合った二人の音楽を、ここでは三枚のアルバムから聴いてみたい。

出典:People Under the Stairs — 公式略歴

THE NEXT STEP / 旅先の記憶

入口はSan Francisco Knights。Thes Oneは、この曲を1996年に作ったと振り返っている。LAの二人が旅先の時間を曲へ持ち帰り、1998年の最初のアルバムへ収めた。そのあとにThe Next Step IIを置く。曲名どおり、もう一歩先へ。

出典:People Under the Stairs — 公式略歴 / The Next Step — Om Records公式カタログ / Thes One — 制作とディギングの回想 / David Ma取材(2021年掲載)

QUESTION IN THE FORM OF AN ANSWER / 同じ棚の二曲

2000年の『Question in the Form of an Answer』からは、Youth ExplosionとCode Check。アルバムでは3曲目と6曲目に置かれている。気に入った一曲の次に、同じ盤からもう一曲。名前を覚えるより先に、そのアルバムへ戻る理由を増やしておく。

出典:Question in the Form of an Answer — Om Records公式カタログ

O.S.T. / アルバムの後半を歩く

2002年の『O.S.T.』では、Montego SlayからThe L.A. Songへ。この二曲はアルバムでも隣り合っている。続いてAcid Raindrops、最後はThe Break Down。後半の曲順を小さく抜き出すと、一曲ずつ探していた盤にも帰り道ができる。

出典:O.S.T. — Om Records公式カタログ

ACID RAINDROPS / もう一人の声

Thes Oneによれば、「Acid Raindrops」のコーラスを書き、最初のラップを担当したのはCamel。二人組の名前だけで聴いていた曲にも、もう一人の顔が見えてくる。まずは声の入り口を確かめて、それからコーラスへ。クレジットを読むことも、聴き直すきっかけになる。

出典:Thes One — 制作とディギングの回想 / David Ma取材(2021年掲載)

隣の棚へ

同じ取材では、Thes OneがCut Chemistとレコードを探しに出かけた思い出も語っている。収穫だけでなく、移動中の会話や食事まで含めてディギング。その話を頭の隅に置きながら、次はJurassic 5のThe Gameへ寄ってみてもいい。

下の「LISTENING ROUTE」は、三枚のアルバムを順にたどる8曲。その下の掲載一覧から、自分ならどこを入れ替えるかを考えるのも楽しい。

出典:Thes One — 制作とディギングの回想 / David Ma取材(2021年掲載)

聴く順番と聴きどころはDJ Naoyamanの編集上の視点です。8曲の選曲ルートには、権利者から提供されたアーティストTopic配信を使用。本人運営のPiecelock70への公式リンクとは区別しています。アルバム初出年と、後年の配信版の日付を混同しません。

LISTENING ROUTE

この順番で、聴いてみる。

DJ Naoyamanの選曲順。気になる一曲からでも。

  1. San Francisco KnightsThe Next Step · 1998
  2. The Next Step IIThe Next Step II / The Next Step · 1998
  3. Youth ExplosionQuestion in the Form of an Answer · 2000
  4. Code CheckQuestion in the Form of an Answer · 2000年〈収録盤年〉
  5. Montego SlayO.S.T. · 2002年〈原盤年〉
  6. The L.A. SongO.S.T. · 2002
  7. Acid RaindropsO.S.T. · 2002
  8. The Break DownO.S.T. · 2002

収録作品 16曲

A NOTE FROM THE EDITOR

Old records.
New afternoons.

音楽は、発売された年に閉じ込めておくには、
少しばかりよくできすぎている。

好きな曲を掘る。元になった音をたどる。街や仲間の話に寄り道する。
そうして、いまの自分の耳を、もう一度確かめる。

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