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交響曲第9番 ニ短調 作品125「合唱付き」第4楽章「歓喜の歌」

Symphony No. 9 in D minor, Op. 125 'Choral' – IV. 'Ode to Joy'

ベートーヴェン最後の交響曲の終楽章です。シラーの詩に曲を付けた歓喜の主題が、低弦の静かな入りから独唱と合唱を伴う大合唱へ広がります。

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作曲者
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(古典派〜ロマン派の過渡期(後期))
カテゴリ
管弦楽・室内楽
作曲年
1824
作品番号
作品125
調性・拍子
ニ短調(全曲)/第4楽章は ニ短調 Presto で始まり、歓喜の主題は ニ長調
形式
声楽(4人の独唱と混声合唱)を伴う交響曲。第4楽章は変奏曲的な構成を軸にした終楽章
難易度
未確認です。
献呈
当初はロシア皇帝アレクサンドル1世への献呈を考えていたが、皇帝の死去などを経て、最終的にプロイセン王フリードリヒ・ヴィルヘルム3世に献呈されました。
ムード
荘厳・華やか

作曲の経緯

ベートーヴェンがシラーの詩『歓喜に寄す』に曲を付けたいと思い立ったのは1792年、まだ22歳の頃だったとされます。交響曲第7番から数年を経た1815年頃に作曲が動き出し、1817年にロンドンのフィルハーモニック協会から交響曲を依頼されたことで本格化しました。当初は器楽だけの交響曲と、声楽を含む「ドイツ交響曲」を別々に書く構想だったが、のちに二つの案を一つにまとめて現在の形になりました。歓喜の旋律が固まったのは1822年頃で、先に考えていた終楽章の旋律は弦楽四重奏曲第15番の第5楽章に流用されました。1824年に初稿が完成し、初演までに何度か手直しされています。作曲者は当初ベルリンでの初演を望んだが、ウィーンの支援者たちの嘆願を受けてウィーン初演に落ち着きました。

出版・初演

初演は1824年5月7日、ウィーンのケルントナートーア劇場です。実際の指揮はミヒャエル・ウムラウフが担い、ベートーヴェンは各楽章のテンポを示す役で舞台に立ちました。出版は1826年、ショット社です。

題名・通称の由来

ベートーヴェン自身は表題を付けていません。第4楽章に合唱が入ることから「合唱付き」と通称され、日本では「第九(だいく)」とも呼ばれます。歌詞はシラーの詩『歓喜に寄す』から約3分の1を抜粋し、一部を作曲者が編集したものです。

構成分析

音楽的特徴

ソナタ形式の第1楽章、スケルツォの第2楽章、変奏曲の第3楽章のあと、第4楽章に声楽を導入した点が当時としては大胆です。第3・第4楽章が続けて変奏曲である点も異例です。トライアングル、シンバル、バスドラムなど、他のベートーヴェンの交響曲にない打楽器も使われます。

演奏のポイント

低弦だけで始まる歓喜の主題の静かな入りと、そこから楽器が増えていく積み上げを追ってみたいです。バリトンの最初の一声の力強さにも惹かれます。声楽が加わる後半の約20分では、独唱者・合唱・管弦楽のバランスが取れているかが聴きどころです。

この音源について(収録エピソード)

演奏
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ウィーン楽友協会合唱団(ウィーン・ジングフェライン)。独唱:グンドゥラ・ヤノヴィッツ、ヒルデ・レッセル=マイダン、ヴァルデマール・クメント、ヴァルター・ベリー
アルバム
Beethoven: The 9 Symphonies(2024 Remastered, Berlin 1962。元は1963年発売のカラヤン最初のDG全集)
レーベル
Deutsche Grammophon
録音
1962
録音場所
ベルリン、イエス・キリスト教会(Jesus-Christus-Kirche)

カラヤンはベルリン・フィルとの最初の全集録音を1961年12月に始め、1962年11月の第九で締めくくりました。第九のためにウィーン楽友協会合唱団(ウィーン・ジングフェライン)をわざわざベルリンの教会に招き、独唱陣も当時望みうる最良の顔ぶれをそろえたとDGは記しています。1963年に発売されたこの全集は、DGにとって全9曲を一度に録音し、あらかじめ計画した予約制の企画として出した初のベートーヴェン全集であり、豪華な装丁でも出されました。のちの復刻ボックスには、第九のリハーサル音源を収めたBlu-ray Audioが付き、カラヤンの練習での簡潔な指示を聴くことができます。

音源の投稿元(Berliner Philharmoniker - Topic)はoEmbedで確認済みです。「未確認」は出典で確認できなかった項目です。

録音

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教科書・鑑賞教材

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