カントリーの紹介記事から、メロウな一曲へ道が伸びる。
Chris Christmanの「Love on the Run」は、1975年のアルバム『Woman of the World』B面の一曲目。今の耳でソウルやAORの棚へ迎える曲にも、発売時には違う紹介のされ方があった。歌手と制作担当をたどりながら、その間を自由に聴いてみたい。
- 発売年
- 1975年
- 国・活動圏
- アメリカ
- 参照盤の発売国
- アメリカ
- ジャンルの手がかり
- ポップ / ソウル / ソフト・ロック
- 参照したレコード
- Woman of the World — Capricorn CP 0144
- 制作・録音年
- 未確認
アルバム発売1975。1974ApronStrings単曲の年を本曲へ流用しない。
B面を始める一曲と、Jerry Fullerの制作
原盤はCapricorn CP 0144。「Love on the Run」はB面冒頭に置かれ、アルバムの制作はJerry Fullerが担当する。1975年2月22日号のBillboardも、この盤をポップやMORの聴き手へ紹介し、Fullerの制作に言及した。今日のジャンル名だけに頼らず、当時どんな放送の場や聴き手が想定されていたかを知ると、一枚の輪郭が変わる。 [1] [2]
ソロになる前にも、歌っていた
1974年のRecord Worldは、Fullerに見出されたChristmanについて、以前にIvory、Lip Service、Good Griefで活動した歌手として紹介する。ソロの一枚だけが残っているように見えても、その声の前にはグループでの仕事があった。「Love on the Run」の作者として記録されるのはJerry Tawney。歌手、作家、プロデューサーの異なる役割が重なるところに、このレコードが成立している。 [3] [4]
ジャンルより、歌の運びを道しるべに
まず、旋律のどこで声が力を入れ、どこで少し引くかを探してみよう。次は歌が休む部分へ耳を移し、伴奏が一曲の歩幅をどう整えるかを聴く。今の棚ではメロウな音楽として楽しめても、発売時の紹介はもう少し幅があった。その幅を知ると、決まった分類へ押し込めずに声そのものと出会える。Patty Weaverの盤へ続けても、ポップとソウルの間を動く楽しさがある。
聴き方の提案は、この曲を楽しむための鑑賞ガイドです。
関連曲を、棚の中から。
出典と資料メモ
年は確認できた最も早い発売年を採用。活動国と盤の発売国、再発年は分けて記録しています。
- Billboard — 1975年2月22日号 ↗
CP0144同時代アルバム評、JerryFuller制作。
- COCOBEAT — Woman of the World ↗
1975年米国Capricorn盤と本曲収録位置。
- Record World — 1974年8月17日号 ↗
ソロ以前のグループとFullerとの関わりを報じる一次資料。
- AllMusic — Chris Christman ↗
LoveOnTheRun作者JerryTawneyの作品クレジット。
資料確認日 2026-10-26 · 解説は確認資料の範囲で更新します。