ジャケットの記憶まで、ダンスフロアへ持ち出す。
Francis Guillonの「By My Side」は、Production Virguleの四曲入りEPから見つかる一曲。後にスコットランドのクラブを振り返る編集盤にも選ばれた。フランスの小さな盤が、別の土地の踊る夜の記憶へ入っていく。
- 発売年
- 未確定
- 国・活動圏
- フランス
- 参照盤の発売国
- フランス
- ジャンルの手がかり
- モッド・ソウル / フレンチ・ポップ
- 参照したレコード
- Je ne veux pas souffler dans le ballon — Production Virgule / V.103
- 制作・録音年
- 未確認
初出年は未確定。原盤の存在と曲対応は確認済み。2016年編集盤を曲の制作年にしない。
表題ではなく、EPの奥にある曲
元の七インチEPのタイトルは「Je ne veux pas souffler dans le ballon」。レコード店の現物記録は「By My Side」をB面二曲目とし、Guillonをフランスのサックス奏者と紹介する。「Polk Salad Annie」も同じ盤に入る。一曲の名だけでは見えなかった歌手・奏者の選曲の幅が、元の入れ物へ戻ると少し見えてくる。 [1]
選んだ人が語る、音と絵のつながり
DJのStephen Marshallは取材で、本曲とThe Jonesの盤を、音を聴くとジャケットの絵が浮かぶ例に挙げる。彼の選曲を収めた「Screamers, Bangers & Cosmic Synths」は、スコットランドのMoon Hop初期のレコードを集めたもの。曲はただ再発されたのではなく、実際に選んだ人の記憶と一緒に、次の聴き手へ渡された。 [2] [3]
知らない歌にも、個人的な思い出ができる
買った場所や、初めて聴いた相手を思い浮かべてから再生してみよう。資料が少ないレコードでも、聴く側の物語はこれから増えていく。原盤の他の曲、Marshallの編集盤、Premium Cutsの前後。三つの場所を行き来すれば、同じ曲の印象が文脈によって動くことを確かめられる。
聴き方の提案は、この曲を楽しむための鑑賞ガイドです。
関連曲を、棚の中から。
出典と資料メモ
年は確認できた最も早い発売年を採用。活動国と盤の発売国、再発年は分けて記録しています。
- dessinee — original EP ↗
ProductionVirguleV103、B2本曲。1960年代頃という推定のみ。
- Dust & Grooves — Stephen Marshall interview ↗
選曲者自身が語る本曲とジャケットの記憶。
- Music Mania — Screamers, Bangers & Cosmic Synths ↗
MoonHop初期の曲をMarshallが選んだ編集盤と本曲収録。
資料確認日 2026-10-26 · 解説は確認資料の範囲で更新します。