ジャズとサンバの出会いを、恋の話にしてみせる。
Franck Fernandelの「Un Américain dans les rues de Rio」は、リオを訪れるアメリカ人を歌う1966年の作品。フランス語の歌の中で、アメリカとブラジルが出会う。三つの国が一曲に同席する、小さな音楽旅行だ。
- 発売年
- 1966年
- 国・活動圏
- フランス
- 参照盤の発売国
- フランス
- ジャンルの手がかり
- シャンソン / フレンチ・ブラジリアン
- 参照したレコード
- Un Américain dans les rues de Rio — Philips / 437.221 BE
- 制作・録音年
- 未確認
1966年のEPを採用。歌詞の寓話をボサノヴァの史実としては扱わない。
リオの街に現れる、もう一つの主人公
曲はJean-Pierre CalvetとEddy Marnayの作品。歌の物語では、リオでサンバを夢見るアメリカ人と、ジャズを夢見るブラジルの女性が出会う。そこからボサノヴァの誕生を恋愛の寓話にする。実際の音楽史をそのまま説明する歌というより、二つの音楽の関係を覚えやすい物語へ変えたところが洒落ている。 [1]
歌の風景が、テレビの踊りにもなる
Philipsの四曲入りEPは1966年の作品として現行の権利元も配信する。フランスの放送アーカイブINAは、Fernandelが本曲を歌い、その周囲でダンサーが踊る映像を公開している。レコードの中の異国趣味は、テレビの画面で人の動きにもなった。音だけの聴取から、当時の見せ方を知る入口まで用意されている。 [2] [3]
旅先の名前が、どんな拍子を連れてくるか
繰り返される街の名を目印に、歌がどこで弾み、どこで物語を進めるか聴いてみよう。歌詞を全部理解しなくても、固有名詞は耳の足場になる。Bobby Coleの「I Love Paris」と続けるなら、リオを歌うフランス人と、パリを歌うBobby Coleの声を隣り合わせにできる。地図をずらすだけで、選曲に物語が生まれる。
聴き方の提案は、この曲を楽しむための鑑賞ガイドです。
関連曲を、棚の中から。
出典と資料メモ
年は確認できた最も早い発売年を採用。活動国と盤の発売国、再発年は分けて記録しています。
- Bide et Musique — Un Américain dans les rues de Rio ↗
1966年Philips437221BE、作者と物語の確認。
- Mercury / Apple Music — original EP ↗
権利元による1966年EPの対応。
- INA — official television archive ↗
歌手とダンサーが出演する本曲の公式アーカイブ。
資料確認日 2026-10-26 · 解説は確認資料の範囲で更新します。