ブラジルの名を掲げて、フィラデルフィアから踊り出す。
Ultimateの「Ritmo de Brazil」は、題名だけならブラジルのバンドを想像する。実際にはGiuliano SalerniとBruce Weedenが手がけた米国のディスコ企画。地名を舞台装置にして、スタジオから遠い国のイメージへ向かう、ディスコの旅心がある。
- 発売年
- 1978年
- 国・活動圏
- アメリカ
- 参照盤の発売国
- アメリカ
- ジャンルの手がかり
- ディスコ / フィラデルフィア
- 参照したレコード
- Ultimate — South Philly Productions / Casablanca
- 制作・録音年
- 未確認
1978年の米国作品年を採用。英国シングル流通1979および再編集盤の1979表示と区別。
匿名に近い名前、明確な制作チーム
Ultimateという抽象的な名の後ろには、South Philly Productionsの制作陣がいる。1979年1月のCash Boxは、SalerniとWeedenがUSA–European Connectionの仕事にも関わったと説明する。歌手のスター像を中心にするより、制作チームが作り上げる音をひとつの名前にまとめる、当時のディスコの仕組みが見える。 [1]
裏面の一曲目から、別の街へ
同時代の批評は、アルバムB面の冒頭に「Ritmo de Brazil」が置かれると記す。続く曲には「Take Me to Chinatown」という別の地名も現れる。レコードの面を返すと旅の場面が変わる、と考えると曲順まで楽しい。本曲の作者はSalerni。1978年の流通記録を、後の英国でのシングル年と分けて扱う。 [1] [2] [3]
国名をいったん外して、リズムを聴く
最初は題名の風景を想像し、次は国名を忘れて演奏を追ってみよう。どのリズムが反復し、何が加わると気分が変わるか。ブラジルそのものの再現かどうかを採点するより、異国への憧れがダンス曲になる仕組みを楽しみたい。Two Man Soundの「Disco Samba」と並べれば、国境を越えて再構成されるブラジルの姿を考えられる。
聴き方の提案は、この曲を楽しむための鑑賞ガイドです。
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出典と資料メモ
年は確認できた最も早い発売年を採用。活動国と盤の発売国、再発年は分けて記録しています。
- Cash Box — 13 January 1979 ↗
発売直後の同時代評。制作陣とB面の構成。
- Apple Music — Ritmo De Brazil ↗
1978年作品、本曲の作者対応。
- Chartsurfer — Touch Me Baby ↗
1978年米国シングル裏面Ritmo De Brazil、作者・編曲者の記録。
資料確認日 2026-10-26 · 解説は確認資料の範囲で更新します。