王子様を待つ歌を、自分のレーベルから送り出す。
Ginette Renoの「Someday My Prince Will Come」は、1979年の英語作品集「Trying to Find a Way」に入る。物語の中では誰かを待つ歌でも、レコードを出す側では彼女自身が動いている。歌と制作の立場を合わせて知ると、曲の輪郭が少し変わる。
- 発売年
- 1979年
- 国・活動圏
- カナダ / ケベック
- 参照盤の発売国
- カナダ
- ジャンルの手がかり
- ヴォーカル・ポップ / スタンダード
- 参照したレコード
- Trying to Find a Way — Honey-Dew / HD-1000
- 制作・録音年
- 未確認
1979年原盤。発売予告の参加者はアルバム全体のクレジットで、本曲単独の全奏者とは断定しない。
五年ぶりの英語アルバムとして
発売前の1979年4月のRPM誌は、本作を五年ぶりの英語LPと紹介する。ケベックの歌手が英語でも歌うことを、単に海外進出の一語で片づけたくない。フランス語と英語の二つの市場が近い場所で活動していた人の選曲だ。本曲はB面の最初に入り、「Sweet Music Man」「Sometimes When We Touch」などと同じ盤に並ぶ。 [1] [2]
トロントとモントリオールで作った盤
RPMは、Thunder SoundとStudio St Charles、Son Quebecを録音場所として挙げ、Christian SimardとRenoの共同制作と記す。発売は彼女自身のHoney-Dewで、流通はLondon Records of Canada。Moe Koffman、Guido Basso、Rob McConnellらの参加も紹介される。歌手であるだけでなく、盤を作り送り出す側にも彼女の名前がある。 [1]
待つ歌を、現在形で聴いてみる
題名が約束する未来に対して、今歌っている声は何をしているだろう。ため息をつくのか、誰かへ言い聞かせるのか。決めつけずに、言葉の終わりまで耳を向けてみたい。Bill HendersonやMamie Leeのスタンダードと並べるなら、昔の歌が歌い手の現在に戻る瞬間を、異なる声で聴くことができる。
聴き方の提案は、この曲を楽しむための鑑賞ガイドです。
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出典と資料メモ
年は確認できた最も早い発売年を採用。活動国と盤の発売国、再発年は分けて記録しています。
- RPM — 7 April 1979 ↗
同時代の発売予告、英語LP間隔・共同制作・録音地と本人レーベル。
- Auteurs et compositeurs — Ginette Reno ↗
1979年HoneyDewHD1000と曲目。
- Discogs — Trying to Find a Way ↗
1979年盤とB1本曲の現物記録。
資料確認日 2026-10-26 · 解説は確認資料の範囲で更新します。