鍵盤奏者の名前を追うと、クラブの記憶へたどり着く。
Ghalib Ghallabの「Night in Tunisia」は、『Live at the Bulls』に収録された演奏。ピアノだけでなく声や電子鍵盤も担う音楽家が、ジャズのレパートリーを自分のバンドへ迎える。曲名の向こうに、実在した演奏の場が見えてくる。
- 発売年
- 未確定
- 国・活動圏
- アメリカ
- 参照盤の発売国
- アメリカ
- ジャンルの手がかり
- ジャズ / ジャズ・ファンク
- 参照したレコード
- Jazz ’n’ It with Ghalib Ghallab: Live at the Bulls — Ménage Productions MP777AB
- 制作・録音年
- 未確認
原盤年1981/1982資料競合で年null。Musicbase1982に対しPopsike集計1981があるため最古を無条件に取らない。曲同一性と盤・奏者は確実。
曲の上にも、言葉の上にも作者がいる
原盤のクレジットは、音楽にDizzy GillespieとFrank Paparelli、言葉にArif MardinとChaka Khanを記す。単に古いテーマを器楽でなぞったと考えるより、旋律へ新しい言葉を与える過程まで含めた作品として聴きたい。アルバムのA面には「Quiet Bull」、本曲、「School Days」が並び、面全体で二十分を超える演奏の流れが作られている。 [1]
演奏の街を、本人の記憶からたどる
本人の聞き取りを保存したThe HistoryMakersには、シカゴのBulls Night Clubを訪れた音楽家について語る項目がある。Ghallabはシカゴで生まれ、Willie Pickensに学び、カリフォルニアでも音楽活動を続けた人物だった。盤の題名にあるクラブが、単なる洒落た名前ではなく、彼の人生の記憶に残る場所だったとわかる。録音を聴くことが、演奏家の過ごした時間へ近づくことにもなる。 [2]
ピアノ一人の名盤、と決めずに聴く
盤の演奏者にはベースのEugene Noel、ドラムのJerry Pickett、ギターとシンセサイザーのHerb Walker、サックスのEdwin Daughertyらが並ぶ。リーダー自身もピアノ、電気ピアノ、シンセサイザー、歌を担当する。まず主題を追い、次はリズムの連携を聴く、と焦点を替えてみよう。鍵盤奏者の名を掲げる盤の中にも、複数の人が応答するバンドの時間が流れている。 [1]
聴き方の提案は、この曲を楽しむための鑑賞ガイドです。
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出典と資料メモ
年は確認できた最も早い発売年を採用。活動国と盤の発売国、再発年は分けて記録しています。
- Musicbase — Live at the Bulls原盤 ↗
MP777ABの本曲作者、曲順、全演奏者。1982年表記。
- The HistoryMakers — Ghalib Ghallab聞き取り資料 ↗
2007年本人インタビュー、BullsNightClubの回想、出身と学習歴。
- Groovenut Records — 原盤紹介 ↗
ライブ盤にNightInTunisiaを収録する別資料の照合。
資料確認日 2026-10-26 · 解説は確認資料の範囲で更新します。