映像を待っていた音楽が、今度は耳だけの主役になる。
Alan Parkerの「Freedom Lover」は、1978年の『Listen to L.A.』に収められた一曲。映像や放送で使う音楽の棚から、MIXの中へ渡ってきた。背景を担うためのレコードに、こちらからじっくり聴く時間を与えると、音楽の役割が入れ替わる。
- 発売年
- 1978年
- 国・活動圏
- イギリス
- 参照盤の発売国
- イギリス
- ジャンルの手がかり
- ライブラリー・ミュージック / ジャズ・ファンク
- 参照したレコード
- Listen to L.A. — Themes International Music TIM 1030
- 制作・録音年
- 未確認
同名映画監督とは別の音楽家。L.A.録音と未確認の演奏者を断定しない。
L.A.を題名にした、英国のライブラリー盤
Themes International Musicの原盤番号はTIM 1030。権利元が提供する公式カタログでも、現在のKTI1030としてアルバムと本曲を確認できる。地名が並ぶ曲目には「Black Cadillac」「Coast Road」などもあり、一枚で風景の選択肢を用意するような構成になっている。ただし、題名がL.A.だからといって、この資料だけで現地録音と決めることはできない。 [1] [2]
盤の表と裏に、制作の仲間が並ぶ
原盤の曲目にはParkerのほか、Frank Ricotti、Barry Morgan、Mike Moranの名が並ぶ。単独作者の曲と共同名義の曲が同じ一枚に共存し、「Freedom Lover」はParkerの曲として記載される。映画やテレビの裏方という説明でひとまとめにするより、曲ごとに作り手を追うと面白い。似た目的で用意された音楽でも、担当者が変われば、切り取る時間や場面の想像も変わってくる。 [1] [2]
自分の場面を、音の中に置いてみる
まずは歌詞を追う代わりに、主題が現れる場所と、リズムを聴かせる場所を探そう。映像が付いていたらどこで場面を替えたいか、自分なりに考えてみるのもいい。正しい使い道を当てる必要はない。MIXで隣の曲へ渡されるときにも、元の用途とは別の物語が生まれる。制作のための素材だった一曲が、聴く人にとってはかけがえのない完成品になる、その逆転を楽しみたい。
聴き方の提案は、この曲を楽しむための鑑賞ガイドです。
関連曲を、棚の中から。
出典と資料メモ
年は確認できた最も早い発売年を採用。活動国と盤の発売国、再発年は分けて記録しています。
- All3Media Music公式 — Listen to L.A. ↗
権利元カタログKTI1030、本曲AlanParker作品。
- Discogs — TIM1030原盤 ↗
1978年英国盤、曲ごとの作家名。
- Apple Music — 権利元配信 ↗
1978年ThemesInternational原盤年、曲目照合。
資料確認日 2026-10-26 · 解説は確認資料の範囲で更新します。