映画の旋律を、鍵盤の一曲として持ち帰る。
Al De Loryの「Song from M*A*S*H」は、1970年の映画の主題を器楽で取り上げた録音。サウンドトラックそのものとは別に、映画から生まれた曲がレコードのヒットへ育つ、その道筋を同年の音楽誌から追える。
- 発売年
- 1970年
- 国・活動圏
- アメリカ
- 参照盤の発売国
- アメリカ
- ジャンルの手がかり
- イージーリスニング / 映画音楽 / ピアノ
- 参照したレコード
- Song from M*A*S*H — Capitol / 2811・ST 477
- 制作・録音年
- 未確認
映画の主題が、別の奏者のシングルへ
Johnny Mandelの曲とMike Altmanの詞による主題を、De Loryは歌を伴わない版として演奏した。Capitol2811のシングルは1970年5月の発売として記録される。作品を映画と結びつけて知っていても、ここで鳴るのは映画の場面の切り抜きではない。一人の鍵盤奏者が、独立した一曲へ組み直した音楽である。 [1] [2]
発売年の雑誌が伝えた広がり
1970年7月25日号Billboardは、De Loryのシングルが広く紹介されているとしたうえで、それを先頭に置くLP、Capitol ST-477を評した。「Rainy Night in Georgia」「The Letter」「Bridge over Troubled Water」などにも触れ、鍵盤を主役にしたポップ集として伝えている。映画曲一曲の成功が、同時代の歌を並べたアルバムの入口になっていた。 [3]
歌詞のない場所へ、旋律を預ける
言葉を知らなくても、フレーズがどこまで進んで一区切りになるかを追ってみよう。歌の代わりに鍵盤の音が続くことで、息継ぎとは異なる旋律のつなぎ方にも気づける。映画を知っている人は、場面の記憶が戻ってくる瞬間と、伴奏へ耳が向く瞬間を行き来したい。テレビのテーマを声で演奏するMarlene VerPlanckとは逆に、歌のある主題を器楽へ置く、その対照も面白い。
聴き方の提案は、この曲を楽しむための鑑賞ガイドです。
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出典と資料メモ
年は確認できた最も早い発売年を採用。活動国と盤の発売国、再発年は分けて記録しています。
- 45cat — Al De Loryシングル目録 ↗
1970年5月Capitol2811。
- Soundtrack Collector — MASH ↗
JohnnyMandelの映画音楽とDeLoryの別アルバムを区別。
- Billboard — 1970年7月25日 ↗
シングルの広がり、CapitolST477発売時評。
- MusicBrainz — 器楽カバー情報 ↗
Mandel作曲、Altman作詞とDeLory器楽版の照合。
資料確認日 2026-10-26 · 解説は確認資料の範囲で更新します。