トロントのスタジオに、腕利きたちの名札が並ぶ。
The Jimmy Dale Adventureの「Bye Bye」は、1968年の「Soft and Groovy」の幕開け。Guido Bassoの盤で編曲家の名前を見つけたなら、今度はJimmy Dale自身がリーダーとなる音楽へ。人名をたどる楽しみが、そのまま次の曲へつながる。
- 発売年
- 1968年
- 国・活動圏
- カナダ
- 参照盤の発売国
- カナダ
- ジャンルの手がかり
- オーケストラ・ジャズ / ボサノヴァ / ライブラリー
- 参照したレコード
- Soft and Groovy — Capitol / SN 6290・CBC / LM 40
- 制作・録音年
- 1968年2月16日・23日、3月2日、Eastern Sound Company(トロント)
2017年再ミックスと1968年原盤区別。ByeBye作者を同名RannySinclair作品から転記しない。
三日間の録音が、一枚になる
復刻元Art of Life Recordsは、本作をトロントのEastern Sound Companyで1968年2月16日、23日、3月2日に録音したと明記する。Daleはオルガン、リーダー、編曲を担当。CapitolとCBCの共同制作盤として残った一枚を、具体的なスタジオと日付までさかのぼれる。柔らかな題名の背後には、奏者を集め、音を設計し、録音へ収める現場があった。 [1] [2]
ビートルズとブラジル曲の入口に
原盤は「Bye Bye」を先頭に置き、「Norwegian Wood」「Guanabara」「Cidade Vazia」「Triste」「Wave」などを続ける。ジャズだけを内側に閉じず、英国のポップとブラジルの曲を器楽のアルバムへ招く選曲だ。参加者にはEd Bickert、Lenny Breau、Sonny Greenwich、Guido Basso、Moe Koffmanらが並ぶ。ただしアルバムへの参加を、すべての曲に全員が入る証拠としないで聴きたい。 [1] [2]
再発の別ミックスも、別の視点になる
Art of Lifeの2017年版は原アナログ・テープから再ミックスされ、四曲の別ミックスも加わる。音楽が同じでも、何を前へ出すかで聴き手の注目は変わることを考える手がかりだ。まずMIXに選ばれた曲を楽しみ、そのあと原盤の曲順を見ながらアルバムへ広げよう。曲の珍しさだけでなく、同じ演奏家が別の録音へ現れるつながりも、長くレコードを聴く喜びになる。 [1]
聴き方の提案は、この曲を楽しむための鑑賞ガイドです。
関連曲を、棚の中から。
出典と資料メモ
年は確認できた最も早い発売年を採用。活動国と盤の発売国、再発年は分けて記録しています。
- Art of Life Records公式 — Soft and Groovy ↗
録音日・場所、演奏者、2017年の原テープ再ミックス。
- Museum of Canadian Music — Soft and Groovy ↗
1968年Capitol/CBC盤、ByeBye先頭と曲順。
資料確認日 2026-10-26 · 解説は確認資料の範囲で更新します。