フリオと校庭へ。今度の語り手はスーザン。
スーザン・シフリンによるポール・サイモン作品のカヴァー。1972年の英国シングルは、よく知る物語を別の歌い手の口へ渡すことで、身近な風景を少し違って見せる。
- 発売年
- 1972年
- 国・活動圏
- アメリカ / イギリス
- 参照盤の発売国
- イギリス
- ジャンルの手がかり
- ポップ / Acoustic Groove
- 参照したレコード
- Me and Julio Down by the Schoolyard/Winds of Change(Bell, BELL 1229)
- 制作・録音年
- 未確認
ラベルに残った4月7日
英国のプロモーション盤には発売予定日「7.4.72」が印刷されている。盤を扱うeilはBELL 1229の両面を「Me and Julio Down by the Schoolyard」と「Winds of Change」として掲載し、この日付も記録する。原作者サイモンのソロ・アルバムが出た同じ1972年に、早くも別の声のシングルになった。後世の定番カヴァーというより、まさに当時の新しいポップスとして掴まれた曲だった。 [1] [2]
短い物語を他人の声へ渡す
盤の制作はTony MacArthur、作者はPaul Simon。レコード店Takechasの紹介は、歯切れのよいギターをこのカヴァーの聴きどころとして挙げる。サイモンが自分で歌うときの人物像をいったん外し、別の歌手が語り手になる効果を考えると面白い。声色が変わるだけで、原曲の細部をすべて変えずとも言葉の印象は動く。歌の所有者と歌う人を分けて楽しめるのが、こうしたカヴァー・シングルの魅力である。 [2] [3]
まず歌よりもギターの区切りへ
最初はギターの刻みを数え、その後に声が入る位置へ耳を移そう。伴奏の小さな切れ目と歌の文の切れ目が同じか、少しずれるか。その関係を追うと、物語を説明する音楽と身体を揺らす音楽が、同じ数分の中に共存していると感じられるはずだ。原曲を知っていれば口ずさみながら、知らなければ響きだけを手掛かりにしてよい。校庭という具体的な場所を題名に持つ歌が、英国盤を経てMIXの中で再び動き出す。 [1] [3]
聴き方の提案は、この曲を楽しむための鑑賞ガイドです。
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出典と資料メモ
年は確認できた最も早い発売年を採用。活動国と盤の発売国、再発年は分けて記録しています。
- eil:英国Aラベル・プロモ盤 ↗
1972年4月7日ラベル印字、BELL1229、裏面Winds of Change。
- swedishcharts:曲別情報 ↗
1972年、Paul Simon作、Tony MacArthur制作。
- Takechas:シングル紹介 ↗
正確な歌手と曲名、ギターの特徴を紹介。
資料確認日 2026-10-26 · 解説は確認資料の範囲で更新します。