フォークの旅人が、ドイツで見つけたブラジル。
Don Paulinはフィラデルフィア生まれの歌い手。その「Suddenly」はドイツ録音のブラジリアン作品に入っている。歌手の出身地、録音した場所、選んだ音楽が、それぞれ違う方向を向く一曲だ。
- 発売年
- 1969年
- 国・活動圏
- アメリカ出身 / ドイツで録音
- 参照盤の発売国
- 西ドイツ
- ジャンルの手がかり
- ボサノヴァ / フォーク・ジャズ
- 参照したレコード
- Me and My Papagayo — Don Paulin / 1969年原盤
- 制作・録音年
- 未確認
原盤発売年1969年。Sonoramaの復刻年とは分ける。
歌い手と編曲家が出会った場所
「Suddenly」は1969年の「Me and My Papagayo」に収録。再発を手がけたSonoramaの紹介は、Paulinの出身をフィラデルフィアとし、HMVの原盤紹介はドイツ録音と編曲家Ingfried Hoffmannを記している。ボサノヴァの歌だからブラジルで録られた、という近道をしないでたどると、国境をまたいだ制作の組み合わせが見つかる。 [1] [2] [3]
オウムと一緒の、幅広い歌の棚
アルバムには「Blue Bossa」「Constant Rain」「Mellow Yellow」も並ぶ。ブラジルの曲だけを厳密に集める構成ではなく、ジャズや英語のポップスを含む選曲だ。「Suddenly」も、この多彩な並びの中に置かれる。旅の経験を持つ歌い手が、別の土地の編曲家と一枚をつくる。その出会いの大きさを、よく知った曲と知らない曲の隣り合いから想像できる。 [2]
突然の変化より、続いているものを聴く
曲名は「突然に」。けれど、聴くときには変化する部分だけでなく、歌の下で続くリズムも追ってみたい。ひと息の歌が終わったあと、伴奏はどこへ連れていくのか。同じMIXシリーズにあるドイツ語のボサノヴァと続ければ、「ドイツのレコード」という一つの棚の中にも、言葉と歌い手の違う風景が広がる。
聴き方の提案は、この曲を楽しむための鑑賞ガイドです。
関連曲を、棚の中から。
出典と資料メモ
年は確認できた最も早い発売年を採用。活動国と盤の発売国、再発年は分けて記録しています。
- Sonorama — Don Paulin ↗
再発元によるPhiladelphia出身の略歴。検索索引を参照。
- HMV — Me and My Papagayo ↗
1969年ドイツ録音、Ingfried Hoffmann編曲、曲目。
- Recordsale — 原盤LP ↗
1969年ドイツ発売LPとSuddenly収録。
資料確認日 2026-10-26 · 解説は確認資料の範囲で更新します。