パナマ行きの歌は、ドイツ語で。
題名だけなら中米のレコードにも見える「Bossa Nova in Panama」。歌うTeddy Parkerのレコードは、西ドイツのTelefunkenから出たもの。地名とダンスの名前が、遠い街へ出かける切符になる。
- 発売年
- 1962年
- 国・活動圏
- ドイツ
- 参照盤の発売国
- 西ドイツ
- ジャンルの手がかり
- シュラーガー / ボサノヴァ・ポップ
- 参照したレコード
- Nachtexpreß nach St. Tropez / Bossa Nova in Panama / Telefunken / U 55 486
- 制作・録音年
- 未確認
原盤1962年を採用。1963年や後年盤の情報とは分けている。
裏表で、旅の行き先が変わる
1962年の参照シングルTelefunken U 55 486では、本曲は「Nachtexpreß nach St. Tropez」の裏面。片面でサントロペ行きの夜行列車、もう片面でパナマのボサノヴァ。地名を二つ並べるだけで、一枚のレコードに小さな旅行案内ができる。盤目録にはHenry Mayerの楽団と合唱も記載される。 [1] [2]
名前を替えて歌う、その仕事
復刻元Bear Familyは、Teddy ParkerがClaus Herwigの変名であることを紹介している。同社の編集盤には「Holiday-Twist」「In Copacabana」も収録される。海外の地名や流行のダンスが、ドイツ語のポップスの題材に取り込まれる時代の空気を、曲目だけからもたどれる。本曲の作者欄にはHenry MayerとKurt Herthaの名前がある。 [2] [3]
言葉のリズムを、おみやげにする
ポルトガル語のボサノヴァと同じ発音を期待するより、ドイツ語の言葉がリズムへどう収まるかを楽しみたい。短く切れるところ、旋律に沿って伸びるところを追うと、曲名の「Bossa Nova」も具体的な聴き比べの入口になる。Don Paulinのドイツ録音へ進めば、同じ国のレコードでも歌手の来歴や言葉が違う景色に出会える。
聴き方の提案は、この曲を楽しむための鑑賞ガイドです。
関連曲を、棚の中から。
ほかの収録先
出典と資料メモ
年は確認できた最も早い発売年を採用。活動国と盤の発売国、再発年は分けて記録しています。
- Recordsale — Telefunken原盤 ↗
1962年西ドイツU55486、両面曲とHenry Mayer楽団。
- Hitparade — Bossa Nova in Panama ↗
1962年、作者Henry Mayer/Kurt Hertha。
- Bear Family — Teddy Parker復刻盤 ↗
復刻元によるClaus Herwig変名と収録曲の紹介。
資料確認日 2026-10-26 · 解説は確認資料の範囲で更新します。