サンバの言葉が、国境を追い越していく。
Caterina Valenteが取り上げたJoão BoscoとAldir Blancの「Bala com Bala」。1973年の「Wake Up and Shake Up」で、ブラジルの新しい歌が彼女の国際的なレパートリーに加わる。昔からあるスタンダードだけを歌っていたわけではない。
- 発売年
- 1973年
- 国・活動圏
- ヨーロッパを中心とする国際的な活動
- 参照盤の発売国
- 西ドイツ
- ジャンルの手がかり
- ヴォーカル・ジャズ / サンバ / MPB
- 参照したレコード
- Wake Up and Shake Up — Decca / SLK 17021-P
- 制作・録音年
- 未確認
1973年はValente版の発売年。Elis Regina版の1972年とは区別。
ブラジルの同時代曲を選ぶ
ブラジル上院のRádio Senadoは、Elis Reginaの1972年録音がBoscoとBlancのコンビを広く紹介したと説明する。その翌年のValenteのアルバムにも同曲が並ぶ。すでに有名になった古典を遠くから眺めるのとは違う、同時代のソングライティングに近づく選曲だった。 [1] [2]
一人の歌手と、二つのアンサンブル名
参照盤にはCaterina Valenteに加え、The Valente Singers、Sadi and the Belgiansが併記される。題名は資料によって「Bala Como Bala」とも表記されるが、作者Bosco/Blancの曲を指す。曲名の揺れと、実際にどの演奏を収めたかは分けて確認したい。2014年の再発CDの日付を初出年にはしていない。 [2] [3]
言葉の粒をリズムとして追う
意味を理解する前にも、短い音節がどこに置かれるかは耳で追える。言葉のまとまりと伴奏の拍が、重なる場所と離れる場所を探してみよう。同じValenteの「Saudades da Bahia」では別世代のブラジル曲に出会える。一人の歌手を追うことが、ブラジル音楽の時間を行き来する道になる。
聴き方の提案は、この曲を楽しむための鑑賞ガイドです。
関連曲を、棚の中から。
出典と資料メモ
年は確認できた最も早い発売年を採用。活動国と盤の発売国、再発年は分けて記録しています。
- Rádio Senado — Elis Regina ↗
Elisの1972年録音とBosco/Blancの紹介。
- Discogs — Wake Up and Shake Up ↗
1973年盤・共同名義・曲目。
- Wake Up and Shake Up / Ich wär’ so gern bei Dir ↗
再発収録表の1973年原盤・作者Bosco/Blanc。
資料確認日 2026-10-26 · 解説は確認資料の範囲で更新します。