パリの歌に、ハバナへの往復切符を。
Dany Brillantの「La Queue du chat」は、1996年の「Havana」に収められた自作曲。同じ題の古いシャンソンと直結させる前に、この歌手がキューバへ向かったアルバムの中で聴きたい。フランス語の歌と、別の土地の演奏家の接点がある。
- 発売年
- 1996年
- 国・活動圏
- フランス
- 参照盤の発売国
- フランス
- ジャンルの手がかり
- シャンソン / ラテン・ポップ
- 参照したレコード
- Havana — Warner France
- 制作・録音年
- 未確認
題名の街へ、実際に出向く
放送局Chérie FMの略歴によると、Brillantは三枚目のアルバムをハバナのEgremスタジオで制作した。前作から関わるキューバのピアニストRembert Eguesとのつながりが、作品名だけではない旅へ広がったのだ。遠い場所の音を取り入れることと、その場所で録音することは同じではない。このアルバムには、人と人の協働という具体的な道筋がある。 [1]
自作を支える二人の編曲家
Warner原盤の正規配信は、本曲の作詞・作曲・歌をDany Brillantと記し、Rembert EguesとAlain Pewznerを制作・編曲に挙げる。曲を書いた歌手と、その曲の鳴り方を整える人々の共同作業だ。1996年のアルバムには、後に知られる「Quand je vois tes yeux」や「Les parfums de l’Orient」も並ぶ。代表曲の間にある一曲から、作品全体へ入り直せる。 [2]
フランス語の子音を、打楽器のそばで
言葉の意味に加え、フランス語の発音そのものが伴奏とどう関わるかを聴いてみよう。短い子音と伸びる母音、旋律が一区切りする瞬間。その形を追うだけでも、歌とリズムの結びつきが見えてくる。国名を音色の固定観念にしないで、フランスの作家とキューバの演奏現場が出会った一枚として楽しみたい。聴き終えたあと、同じ盤の別の曲へ歩き出すのも似合う。
聴き方の提案は、この曲を楽しむための鑑賞ガイドです。
関連曲を、棚の中から。
出典と資料メモ
年は確認できた最も早い発売年を採用。活動国と盤の発売国、再発年は分けて記録しています。
- Chérie FM — Dany Brillant biographie ↗
1996年HavanaをハバナEgremで録音した経緯。
- Qobuz — Havana ↗
Warner1996年原盤、作者と制作・編曲クレジット。
- Médiathèques d’Epernay — Havana ↗
公共図書館のアルバム所蔵と曲目。
資料確認日 2026-10-26 · 解説は確認資料の範囲で更新します。