サンバが北へ渡ると、名前はクリスティーナ。
ブラジルの「Tristeza」が、Birgit Lystagerの歌では「Christina」に。言語が変われば、題名も歌の表情も動く。デンマークのポップ歌手を追っていたはずが、サンバの名曲へたどり着く。その寄り道こそ、このレコードの楽しみだ。
- 発売年
- 1970年
- 国・活動圏
- デンマーク
- 参照盤の発売国
- デンマーク
- ジャンルの手がかり
- ヴォーカル・サンバ / ボサノヴァ
- 参照したレコード
- Birgit Lystager — RCA Victor / 1970年LP(Christina収録)
- 制作・録音年
- 未確認
同曲名の1971年シングル情報もあるが、1970年LP収録を確認。JobimのTristeとは別作品。
デンマーク語で、ブラジルの曲を
原曲の作者はHaroldo LoboとNilton de Souza、デンマーク語の詞はViggo Happel。Steen Holkenovの編曲・ピアノがクレジットされる。参照するのは1970年の同名LPと同年表記のシングル。シングルには1971年の情報もあるため、早い1970年のLP収録を基準にした。 [1] [2] [3]
日本まで渡った「Christina」
デンマークの百科事典Lexは、Lystagerがポップスと並行してジャズを歌い、Ben WebsterやToots Thielemansとも共演したと記す。さらに「Christina」はデンマーク語のまま日本でも支持されたと紹介する。ブラジルからデンマークへ、そして日本へ。歌詞を訳さずともレコードが伝わる経路が、この曲にはある。 [4]
知っている旋律の、知らない言葉
Freddy Coleの「Tristeza」と続けて、同じ旋律のどこに言葉が収まるか聴き比べてみたい。声の強弱以上に、子音の位置や一息の長さが違う印象をつくるかもしれない。言語の意味はあとから調べてもいい。最初の一回は、口ずさめそうな箇所がどこで現れるかを待ってみよう。
聴き方の提案は、この曲を楽しむための鑑賞ガイドです。
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出典と資料メモ
年は確認できた最も早い発売年を採用。活動国と盤の発売国、再発年は分けて記録しています。
- Discogs — Birgit Lystager(1970年LP) ↗
1970年盤のChristina収録、編曲・ピアノ。
- Swedishcharts — Christina ↗
1970年RCA 45-1179。
- Qobuz — Smilende Susie ↗
配信クレジットの原作者・デンマーク語詞・編曲。
- Lex — Birgit Lystager ↗
専門家執筆の経歴、日本でのChristinaの支持。
資料確認日 2026-10-26 · 解説は確認資料の範囲で更新します。