大きな名曲を、小さなフランスのトリオで。
「Gentle Rain」は、Bernard Désormièresのトリオが1982年の「Jadizz」に入れたLuiz Bonfáの曲。ブラジルで生まれた旋律が、フランスの自主性の強いレコードへ移る。知らない奏者の名前から、知っている歌の別の表情へ入れる一曲だ。
- 発売年
- 1982年
- 国・活動圏
- フランス
- 参照盤の発売国
- フランス
- ジャンルの手がかり
- ピアノ・トリオ / ボサノヴァ / ジャズ
- 参照したレコード
- Jadizz — Bernard Désormières Trio / AJCF / AJCF03
- 制作・録音年
- 未確認
原盤レーベルAJCF。以前メモACJFは転記誤り。Bernard Désormières Trioへ表記補正推奨。
Jadizzという盤の、B面二曲目
参照盤はフランスのAJCF03。「Gentle Rain」はB面二曲目で、原盤の作者欄もBonfáを記す。「The Girl from Ipanema」などと並び、ボサノヴァの曲を含むピアノ・トリオ作品として読める。目立つ大レーベルの盤だけを追わず、こうした小さな作品にも既知の旋律を探す楽しみがある。 [1] [2]
自作とカバーが、同じピアノを通る
アルバムにはタイトル曲「Jadizz」などの自作もあり、スタンダードとともに並ぶ。作曲家の異なる歌でも、同じ奏者たちが続けて演奏すると、一枚の景色になる。自作を聴いてから本曲へ戻れば、Désormièresが自分の旋律と他人の旋律をどう扱うか、違いと共通点を探せる。知らない人だからこそ、先入観なく近づける。 [1]
雨という名を、音の間へ置いてみる
まず主旋律を追ったあと、音が途切れる場所に耳を向けてみよう。ピアノが休む間に何が残るか、ベースや打楽器がどう時間をつなぐか。曲名から雨音を探す必要はないが、同じ旋律がまた現れるまでの待ち方にも、この演奏の個性を感じられるはずだ。Romano Mussoliniのブラジリアンなトリオ曲と並べれば、欧州で育った別の解釈へ続けられる。
聴き方の提案は、この曲を楽しむための鑑賞ガイドです。
関連曲を、棚の中から。
出典と資料メモ
年は確認できた最も早い発売年を採用。活動国と盤の発売国、再発年は分けて記録しています。
- Dessinee — Jadizz ↗
1982年フランスAJCF03、B2本曲とアルバム内容。
- Discogs — Jadizz original ↗
原盤曲順、GentleRainのBonfá作者欄。
- SecondHandSongs — The Gentle Rain covers ↗
Bonfá作品の翻案系列。本盤の1982年情報は未検証扱いのため現物情報で補強。
資料確認日 2026-10-26 · 解説は確認資料の範囲で更新します。