最後のバトゥカーダは、父から娘へ渡された歌。
Gracinha Leporaceの「Última batucada」は、彼女の父Sebastiãoが書いた歌。1968年のソロ・アルバムを開く曲だ。ひとりの歌手の出発点を調べていくと、音楽家の友人たちに加えて、家族の名前が現れてくる。
- 発売年
- 1968年
- 国・活動圏
- ブラジル
- 参照盤の発売国
- ブラジル
- ジャンルの手がかり
- ボサノヴァ / MPB / サンバ
- 参照したレコード
- Gracinha Leporace — Philips / R 765.033 L
- 制作・録音年
- 未確認
1968年原盤。2026年Universal復刻およびMarianna Leporaceとの後年の同曲共演と区別。
父の曲から始まる、唯一のソロ盤
発売元Universalによれば、1968年の本作はLeporaceが残した唯一のソロ・アルバム。本曲がA面の先頭に置かれ、兄Fernandoの曲も二曲入る。家族の作品と、Edu Lobo、Sidney Miller、Dori Caymmiら同世代の作家の歌が共存する。親しい人の歌を、自分のレパートリーとして世へ送り出す一枚でもある。 [1] [2]
Manifestoから、Oscar Castro-Nevesの編曲へ
彼女は1965年、兄も参加したGrupo Manifestoで活動を始めた。1967年のフェスティバルを経て、ソロ盤ではOscar Castro-Nevesが編曲を担当する。後にSergio Mendesの録音で長く歌う彼女だが、この時点ではブラジルの作家と編曲家が周囲にいる。後年の仕事を知る耳にも、違う出発の風景を見せてくれる。 [1] [2]
終わりの題名を、始まりに置く
Últimaは最後。アルバムの最初なのに最後のバトゥカーダと歌う、この配置を楽しみたい。Premium Cutsでは終わりを飾る位置にある。どの曲も、元のアルバムとMIXで役割が変わる。曲を単独で聴いた後、前後を替えてみよう。同じ演奏なのに入口にも出口にもなれることが、選曲の面白さを教えてくれる。
聴き方の提案は、この曲を楽しむための鑑賞ガイドです。
関連曲を、棚の中から。
出典と資料メモ
年は確認できた最も早い発売年を採用。活動国と盤の発売国、再発年は分けて記録しています。
- Universal Music Brasil — Gracinha Leporace reissue ↗
発売元の制作史、父作曲・Oscar Castro-Neves編曲・原盤曲順。
- Dicionário Cravo Albin — Gracinha Leporace ↗
1968年作品、Grupo Manifestoと作者の対応。
- IMMuB — Gracinha Leporace ↗
1968年PhilipsR765033Lの書誌。
資料確認日 2026-10-26 · 解説は確認資料の範囲で更新します。