連続ドラマを抜け出した、二分間のボサノヴァ。
テレビの物語が終わっても、レコードの中では歌が続く。Ana Maria e Maurícioの「Figa de Guiné」は、ブラジルの連続ドラマ「O Semideus」のサウンドトラックから、後のDJたちの棚へ渡った一曲だ。
- 発売年
- 1973年
- 国・活動圏
- ブラジル
- 参照盤の発売国
- ブラジル
- ジャンルの手がかり
- ボサノヴァ / ブラジリアン・ジャズ / テレビ音楽
- 参照したレコード
- O Semideus — Som Livre
- 制作・録音年
- 未確認
発売年は再発元が明記する1973年を採用。配信では1974年表記もある。
作家二人が描いた、ドラマの音楽
放送局Globoの公式アーカイブは、この曲をBaden PowellとPaulo César Pinheiroの作品、歌唱をAna Maria e Maurícioと記録する。国内版サウンドトラックには、同じ二人の作品をMaria CreuzaやAmália RodriguesとDon Byasなどが取り上げた曲も並ぶ。作家を軸に、異なる声と演奏を束ねた一枚だった。 [1]
脇役のレコードが、主役になるまで
再発レーベルMr Bongoは、打楽器とドラムを備えた速めのジャジーなボサノヴァとして紹介し、Som Livreによる1973年のサウンドトラックを初出に挙げる。同社のBrazil 45sでは、Novos Baianosの「Alibabá Alibabou」と両面に組み直された。ドラマのための音楽が、別の時代には一曲を目当てに手に取るレコードになる。 [2]
声とリズム、どちらを先に追う?
まず歌のフレーズが戻る位置を覚え、次はその間を埋める伴奏へ。二分ほどの曲でも、耳の向け方を変えると小さな余白がいくつも見つかる。隣のThe G/9 GroupとはBaden Powellを通じて、Novos Baianosとは後年の再発盤を通じてつながる。曲順の近さとは違う、もう一本の道がここにある。
聴き方の提案は、この曲を楽しむための鑑賞ガイドです。
関連曲を、棚の中から。
ほかの収録先
出典と資料メモ
年は確認できた最も早い発売年を採用。活動国と盤の発売国、再発年は分けて記録しています。
- Globo公式 — O Semideusの音楽と制作記録 ↗
作者、歌唱名義、国内版サウンドトラックの曲目。
- Mr Bongo公式 — Brazil 45s No. 58 ↗
1973年の初出、編曲の紹介、再発での組み合わせ。
資料確認日 2026-10-26 · 解説は確認資料の範囲で更新します。