ボサノヴァは、英語の服もよく似合う。
「Deixa」が「Let Me」になる。短い題名の着替えに、ブラジルの新しい音楽を世界へ届けようとした人たちの思いがのぞく。The G/9 Groupの一枚きりのアルバム「Brazil Now!」に収められた、Baden PowellとVinicius de Moraesの作品だ。
- 発売年
- 1968年
- 国・活動圏
- ブラジル
- 参照盤の発売国
- ブラジル
- ジャンルの手がかり
- ボサノヴァ / ヴォーカル・ジャズ
- 参照したレコード
- Brazil Now! — CBS / 137579
- 制作・録音年
- 未確認
九人を集めた、海の向こうへのまなざし
再発元P-VINEは、1968年に九人の音楽家を集めて作られた一度限りのユニットと紹介する。プロデューサーが発想の出発点にしたのは、ニューヨークのカーネギー・ホールで接したボサノヴァだったという。ブラジル音楽を海外へ、というまなざしは、英語の題や歌を交えたレパートリーにも表れている。 [1]
DeixaとLet Me、その間にいる人
IMMuBの目録では「Deixa (Let Me)」が1968年のCBS盤に載る。盤の作者欄にはBaden PowellとVinicius de Moraesに加え、英語詞を手がけたNorman Gimbelの名がある。言語が変わるカバーは、歌手だけで完成するわけではない。言葉を旋律に収める作家も、このレコードの向こう側にいる。 [2] [3]
二分弱を、アルバムの窓として
同じ盤にはBeatlesの「Lady Madonna」、Caetano Velosoの「Alegria, Alegria」、Cole Porterの「I’ve Got You Under My Skin」も並ぶ。ボサノヴァという棚を閉じず、外の歌まで招き入れる選曲だ。この曲からSacha Distelの「Déjà (Deixa)」へ進むなら、今度はフランス語へ。旋律を覚えたまま、言葉のリズムだけを追いかけてみたい。 [1] [2]
聴き方の提案は、この曲を楽しむための鑑賞ガイドです。
関連曲を、棚の中から。
出典と資料メモ
年は確認できた最も早い発売年を採用。活動国と盤の発売国、再発年は分けて記録しています。
- P-VINE公式 — Brazil Now! ↗
ユニットの制作背景、九人編成、アルバムの選曲。
- IMMuB — The G/9 Group ↗
1968年、CBS 137579、Deixa (Let Me)の収録。
- Brazil Now!の盤クレジット ↗
Deixaの作者としてBaden Powell、Vinicius de Moraes、Norman Gimbelを記載。
資料確認日 2026-10-26 · 解説は確認資料の範囲で更新します。