恋の歌を探しに、スウェーデンからハリウッドへ。
アニタ・リンドブロムが歌う「Falling in Love Again」は、ニール・セダカとフィル・コーディの作品。古い映画で知られる同名曲ではなく、1978年のセダカ作品集から届く一曲だ。
- 発売年
- 1978年
- 国・活動圏
- スウェーデン
- 参照盤の発売国
- スウェーデン
- ジャンルの手がかり
- ポップ / West Coast
- 参照したレコード
- Love in the Shadows — 12 Fine Selections by Neil Sedaka(EMI)
- 制作・録音年
- 1978年、ハリウッド
Friedrich Hollaenderの同名スタンダードとは別曲。Neil Sedaka/Phil Cody作を照合。
好きな作家だけで一枚作る
アルバムの副題は「12 Fine Selections by Neil Sedaka」。スウェーデン女性人名事典SKBLは、リンドブロムが1978年にハリウッドで、お気に入りの作家の一人セダカの曲を集めた盤を録音したと記す。「Happy Birthday Sweet Sixteen」「Breaking Up Is Hard to Do」のような初期曲と「Laughter in the Rain」「Solitaire」などを一枚へまとめた中に、本曲も選ばれた。ヒット曲を無差別に集めるのでなく、一人の作家の変化を歌手が編み直した企画だ。 [1] [2]
ギター奏者の記録から制作現場へ
参加したジェイ・グレイドンの公式セッション目録にも、このアルバムは1978年の仕事として残る。ギターの彼に加え、ベースのマイク・ポーカロ、ドラムのエド・グリーン、打楽器のヴィクター・フェルドマンらがアルバム全体の奏者として並ぶ。制作はClaes af Geijerstam。北欧の歌手の英語作品集を、米西海岸の録音人脈が支えたことが、具体的な名前の列から見えてくる。 [2] [3]
作家の顔と歌手の顔を重ねる
原作者の録音と比べるなら、声質の似ている所を探すより、一文のどこへ重さを置くかを追いたい。同じセダカ作品でも、軽やかな初期ヒットと70年代の曲では言葉の伸び方が違う。その間をリンドブロムがどう繋ぐかが、アルバムを通して聴く醍醐味だ。本曲だけをMIXで拾った人も、次は隣の曲まで戻ってみよう。作家への愛情がある選曲は、一曲ごとの知名度を越えて、歌手の新しい肖像にもなる。 [1] [2]
聴き方の提案は、この曲を楽しむための鑑賞ガイドです。
関連曲を、棚の中から。
出典と資料メモ
年は確認できた最も早い発売年を採用。活動国と盤の発売国、再発年は分けて記録しています。
- SKBL:Anita Eleonora Lindblom ↗
スウェーデン人名事典。1978年Hollywood、Sedaka作品集の録音。
- Jay Graydon公式:1978年セッション ↗
本曲収録、演奏者本人による参加盤とアルバム全体の奏者。
- Discogs:Love in the Shadows原盤 ↗
1978年、Claes af Geijerstam制作、曲別Sedaka/Cody表記。
資料確認日 2026-10-26 · 解説は確認資料の範囲で更新します。