二分足らずの霧雨が、ブラジルの青春を濡らす。
トリオ・エスペランサの「Chuva Fina」。細かな雨という題名の曲は、1967年の『A Festa do Trio Esperança』に収録された。大きな声で名前を呼ぶ前に、三人の近さへ耳を寄せたい。
- 発売年
- 1967年
- 国・活動圏
- ブラジル
- 参照盤の発売国
- ブラジル
- ジャンルの手がかり
- ブラジリアン・ポップ / Jovem Guarda
- 参照したレコード
- A Festa do Trio Esperança(Odeon)
- 制作・録音年
- 未確認
パーティーの中に降る雨
アルバム名はトリオ・エスペランサのパーティー。その中の11曲目に「Chuva Fina」がある。IMMuBの原盤データは1967年、Odeon盤と記録し、作者にAbdon EliasとLidia do Carmoを挙げる。同時代ブラジルの若者向けポップス、Jovem Guardaと結び付いたグループの一曲だが、雨の題名が加わることで、パーティーを単なる陽気な場面だけにしない。短い曲の配置にも、アルバムの表情を増やす働きがある。 [1] [2]
兄妹三人から生まれたまとまり
ブラジル音楽事典Cravo Albinは、初期のトリオをMario、Regina、Evaの兄妹によるグループとして紹介する。後にEvinhaとしてソロで活躍するEvaもその一人だった。家族の声という背景を知ると、合唱を個性のない一枚板として聴かず、それぞれの声がまとまる場所を探したくなる。グループはその後編成を変え、フランスでも活動を続けており、この録音は長い歩みの初期にあたる。 [2] [3]
一分五十二秒を、二回聴く
公式配信データでの長さは約1分52秒。まず一度は全体をそのまま通し、二度目は声の重なりや一人が前に出る位置へ焦点を絞ってみよう。短いからこそ、少しの間奏や終わり方が強く印象を左右する。タイトルを手掛かりに雨粒を想像するのもよいが、音をすべて情景に翻訳する必要はない。ポップスの小さな器にどれだけ多くの声の関係を収められるか。その細工を楽しむための、手頃で忘れがたい長さである。 [1] [4]
聴き方の提案は、この曲を楽しむための鑑賞ガイドです。
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出典と資料メモ
年は確認できた最も早い発売年を採用。活動国と盤の発売国、再発年は分けて記録しています。
- IMMuB:Abdon Elias作品目録 ↗
1967年A Festa do Trio Esperança、作曲者2名、Odeon盤。
- Cliquemusic:A Festa do Trio Esperança ↗
アルバム内11曲目を照合。
- Dicionário Cravo Albin:Trio Esperança ↗
グループ結成と兄妹の編成、Evinha独立後の変遷。
- Supraphonline:Grandes Sucessos ↗
正規配信の演奏時間1分52秒。
資料確認日 2026-10-26 · 解説は確認資料の範囲で更新します。