バナナの先に、バンドの記憶がある。
Miguel Salernoの「More Bananas」は、M. S. Affairという編成名までたどると、オーストラリアで活動したThe Gringosとの接点が見えてくる。面白い題名だけで終わらせず、演奏した人の記憶から小さなバンド史へ入っていける曲だ。
- 発売年
- 未確定
- 国・活動圏
- オーストラリア
- 参照盤の発売国
- オーストラリア
- ジャンルの手がかり
- ラテン・ポップ / ヴォーカル・グルーヴ
- 参照したレコード
- M. S. Affair — Miguel Salerno and the M. S. Affair(参照アルバム)
- 制作・録音年
- 未確認
当事者名義回想と盤目録により演者・曲の関係を確認。RCA1972年8月記載の規格とMIX音源の照合は残るためyearnull。推奨演者表記Miguel Salerno and the M.S.Affair。
演奏家本人の言葉を手がかりに
The Gringosの盤を紹介する記事のコメント欄に、メンバーだったTommaso Gabelloneが2012年、自分と双子のMarcello、リーダーMiguel Salernoの活動を回想している。その中でRCAの「M.S. Affair」と「More Bananas」を結びつける。匿名の推薦文だけでなく、本人を名乗る当事者の具体的な盤名と曲名を、レコード目録と付き合わせられるのが貴重だ。 [1] [2]
一枚の写真に、全員がいるとは限らない
同じ回想ではAnna Rysの参加に触れ、ジャケットに写る人物と実際の参加者が必ずしも一致しないと説明する。これは当事者の証言として読み、写真から歌い手を推定する材料にはしない。オーストラリアのRCA番号目録には1972年8月の「M.S. Affair」が見えるが、MIXに使われた具体的テイクの発売時期までは確認できず、年欄は未確定にしている。 [1] [3]
おかしな題名を、まじめに楽しむ
果物の名前に先入観を持たず、声が短い言葉をどう反復するのか、バンドがその周囲にどんな隙間を残すのかを追ってみたい。曲名を覚えたら演者の名も一緒に残そう。Wilma Readingへ続ければ、同じオーストラリアから国際的な舞台へ出た歌手の別の道へ。離れたレコードの間に、活動した土地という細い線が見えてくる。
聴き方の提案は、この曲を楽しむための鑑賞ガイドです。
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出典と資料メモ
年は確認できた最も早い発売年を採用。活動国と盤の発売国、再発年は分けて記録しています。
- Street Rock Records — The Gringos ↗
2012年TommasoGabelloneの本人名義コメントにM.S.AffairとMoreBananas、メンバー証言。
- Discogs — M.S.Affair ↗
MiguelSalernoandtheM.S.Affair名義のアルバム書誌。
- Australian Record Labels — RCA目録 ↗
SL102101 M.S.Affair、MiguelSalerno、1972年8月。
資料確認日 2026-10-26 · 解説は確認資料の範囲で更新します。