ゴリラはB面で踊る。スウェーデン発、1969年の小さな騒動。
クラース・ディエデンの「Go-Go-Gorilla」は、踊りを促すシングルの裏側からやって来た。盤の名義はClaes Dieden, Etcetera。題名だけでなく、当時の新譜ニュースにもいたずらっぽい存在感が残る。
- 発売年
- 1969年
- 国・活動圏
- スウェーデン
- 参照盤の発売国
- スウェーデン
- ジャンルの手がかり
- ビート / ポップ
- 参照したレコード
- Do You Want to Dance?/Go-Go-Gorilla(Olga, SO 85)
- 制作・録音年
- 未確認
現地から届いた新譜便り
1969年5月3日号の米業界誌Cash Boxは、スウェーデン欄でEuropa ProduktionのOlgaレーベルの新譜を紹介している。その中に、ディエデンの「Do You Want to Dance?」と裏面「Go-Go-Gorilla」が並ぶ。後年の珍曲集で突然生まれた曲ではなく、地元のレコード会社が新しいダンス盤として送り出した当時の一枚だった。現物を扱うRecord Palaceも、1969年のスウェーデン盤SO 85として両曲を掲載している。 [1] [2]
盤に残るEtceteraの名前
アーティスト名の後ろに続くEtceteraも、この盤を探す大切な手掛かり。歌手の名前だけで検索したときに見失いがちな伴奏側の名義が、ここではシングルの個性になっている。同年のアルバム『Da-Doo-Ron-Ron』にも本曲は収録され、ロックンロール由来のダンス曲を並べたレパートリーに収まる。表題のコミカルさを、時代のダンス文化と結びつけて楽しみたい。 [2] [3]
言葉の形までステップにする
Go-GoとGorilla。短い言葉の反復だけでも、一度目にしたら忘れにくい。聴くときは声のフレーズとリズムの区切りがどう対応するか、掛け声が曲の推進力になる瞬間を探してみよう。重厚な説明を要求する曲というより、短い時間で客席の気分を変えるタイプのポップとして接すると面白い。まずB面から入り、今度は表の「Do You Want to Dance?」へ戻る。シングル一枚を小さなダンス・セットとして遊べる。 [1] [2]
聴き方の提案は、この曲を楽しむための鑑賞ガイドです。
関連曲を、棚の中から。
出典と資料メモ
年は確認できた最も早い発売年を採用。活動国と盤の発売国、再発年は分けて記録しています。
- Cash Box 1969年5月3日号 ↗
同時代のスウェーデン新譜欄で両面を確認。
- Record Palace:Olga SO 85 ↗
1969年、Sweden、盤名義と両面曲名。
- Apple Music:Go-Go-Gorilla ↗
Da-Doo-Ron-Ron収録と1969年原盤表記。
資料確認日 2026-10-26 · 解説は確認資料の範囲で更新します。