ナッソーの夜が、スタンダードの隣に座る。
Pat Rolleの「Love」は、島の歌とアメリカのスタンダードが自然に同居するアルバムの一曲。歌手の活動をたどると、珍しいレコードという輪郭の奥に、バハマの夜を支えた舞台の姿が見えてくる。
- 発売年
- 未確定
- 国・活動圏
- バハマ
- 参照盤の発売国
- アメリカ
- ジャンルの手がかり
- ヴォーカル・ジャズ / カリプソ
- 参照したレコード
- Magic Style of Pat Rolle — Tropical Recording / CLP-3985
- 制作・録音年
- 未確認
発売年未確定。Loveの作品同定・作者も未確定。CD00のL O V eとの同一性は保留。
レコードの前に、クラブの歌手がいた
1969年5月3日付Billboardは、ナッソーのDrum Beat ClubのレビューでPat Rolleを紹介し、亡きNat King Coleを思わせる声の抑揚が評判を呼んでいると報じた。同時代の記事が伝えるのは、誰かに似ているという宣伝文句だけではない。観光客も集まる街で、歌手が目の前の客をつかんでいたという現場の記録だ。 [1]
Yellow BirdとMona Lisaのあいだ
Tropical Recording盤CLP-3985のA面には「Yellow Bird」「Love」「Mary Anne」「People」「Mona Lisa」。裏面にも「Jamaica Farewell」「More」「Island in the Sun」が並ぶ。カリブ海を連想させる曲と、大都会のナイトクラブでも通じる歌が、一人の歌手を通してつながる。国やジャンルを棚分けするより、舞台の一晩を想像したくなる選曲である。 [2] [3]
曲名より先に、声の歩幅を覚える
まず歌のフレーズがどこで一息つくか、次の言葉へどう進むかに耳を向けてみよう。歌の間合いから、客席へ向けられた音楽の距離が感じられるはずだ。「Love」という短い題だけで有名な同名曲の作者を当てはめることはせず、この録音として聴く。アルバムの発売年も確証を得られていないため未確定。1969年の記事は、あくまで歌手の活動を示す手がかりとして扱う。
聴き方の提案は、この曲を楽しむための鑑賞ガイドです。
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出典と資料メモ
年は確認できた最も早い発売年を採用。活動国と盤の発売国、再発年は分けて記録しています。
- Billboard — 1969年5月3日号 ↗
ナッソーDrum Beat ClubのPat Rolleを紹介する同時代記事。
- Record Shack — Magic Style of Pat Rolle ↗
アルバム曲順とレーベル。
- Waxpend — Magic Style of Pat Rolle ↗
米国Tropical盤の現物情報。
資料確認日 2026-10-26 · 解説は確認資料の範囲で更新します。