ブラジルの言葉を、マレットで転がす。
Coen van Nassouの「Batucada」は、ヴィブラフォンを軸にした「Swingin’ the Mallets」の一曲。打楽器のように音を打ち、鍵盤のように旋律を描く楽器が、ブラジルを思わせる題名を引き受ける。
- 発売年
- 1969年
- 国・活動圏
- オランダ
- 参照盤の発売国
- ドイツ
- ジャンルの手がかり
- ヴィブラフォン / スウィング / ラテン・ジャズ
- 参照したレコード
- Swingin’ the Mallets — The Coen van Nassou Swingtet / RCA Camden / CAS 10300
- 制作・録音年
- 未確認
1969年は参照ドイツ盤。録音日・この曲の作者は未確定。姓名は盤のvan Nassouを採用。
マレットを振る、一人のスウィング奏者
参照盤はThe Coen van Nassou Swingtet名義、RCA CamdenのCAS10300。ドイツ盤の目録は1969年とし、A面3曲目に2分13秒の「Batucada」がある。オランダの音楽資料ではCoen van Nassouはヴィブラフォン奏者として記録される。MIXの短い個人名を、盤のグループ名へ広げるだけでも、どんな楽器を中心に聴くかがはっきりする。 [1] [2] [3]
スウィングの人脈から来るラテンの題名
オランダのジャズ紹介は、彼がThe Millersで活動したことをたどる。よく知られた曲を親しみやすいスウィングで扱ったその楽団の来歴と、マレットを主役にしたアルバムを合わせると、本曲をブラジル音楽の模倣という一言で済ませにくくなる。演奏家が身につけてきた言語で、別の土地を連想する題材を扱う。その接点こそ、楽団盤のおもしろいところだ。 [3]
叩いたあとに残るもの
ヴィブラフォンでは、音を打つ瞬間と、響きが残っている時間を別々に聴ける。短い粒を追う一回と、重なる余韻を追う一回を試してみたい。同じ棚のSonido 5「Batucada」は、同じ題名から別の編成へ進むための入口。原曲が同じかどうかを先に決めず、演奏の人数や主役が変わると、踊りの感覚はどこに生まれるかを楽しもう。
聴き方の提案は、この曲を楽しむための鑑賞ガイドです。
関連曲を、棚の中から。
出典と資料メモ
年は確認できた最も早い発売年を採用。活動国と盤の発売国、再発年は分けて記録しています。
- Discogs — Swingin’ the Mallets ↗
1969年ドイツ盤、RCA CamdenCAS10300。
- Discrepancy Records — Swingin’ the Mallets ↗
A3Batucada、2分13秒。
- Keep It Swinging — The Millers ↗
オランダの楽団とCoen van Nassouの活動。
資料確認日 2026-10-26 · 解説は確認資料の範囲で更新します。